津波警報に関するアンケートへのご協力ありがとうございました

記事番号: 1-9355

公開日 2024年08月30日

日ごと回答件数の折れ線グラフ

津波警報に関するアンケート結果

5月10日から5月31日(一部6月)まで津波警報に関するアンケートに707件の回答をいただきました。ご協力に感謝いたします。結果の公表が遅くなり申し訳ございません。

日にちごとの回答件数は、公式LINE配信後の回答が最も多く、時間帯としては12時頃や18時頃に多くの回答をいただきました。アンケート回答の結果は次の通りです。

年齢

年齢層では41歳~50歳までの層が265件(37.5%)と一番多く、次いで31歳~40歳までが218件(30.8%)、51歳から60歳までが137件(19.6%)です。

年齢層の円グラフ

 

性別

女性が508件(72%)と多く、女性は41歳~50歳(41.9%)が、男性は51歳~60歳(29.9%)が最も多く回答いただいています。

性別ごとの円グラフ

 

津波警報を何で知りましたか?

全体ではエリアメールとテレビが多く、3番目に多く選ばれているのは、50歳までの年齢層では防災行政無線が、51歳からはLINEが選ばれています。

津波を何で知ったかの棒グラフ

 

津波警報が発令されたときに居た地域はどこですか?

市外にいた人が193件と最も多く、市内では安波茶85件、牧港42件、内間38件、前田37件と続いています。

おうちや職場、学校など、普段からよく居る場所の高さを知っておきましょう。

 

津波警報時にいた場所の円グラフ

 

「避難行動をとった」との回答は217件(31%)で、警報時にいた場所との比較表は次の通りです。

居た場所 件数 避難した件数 避難した% 居た場所 件数 避難した件数 避難した%
浦添市外 193 81 42.0% 経塚 34 5 14.7%
内間 38 19 50.0% 安波茶 85 5 8.0%
牧港 42 19 45.2% 西原 29 3 10.3%
宮城 32 17 53.1% 西洲 2 2 100.0%
城間 30 13 43.3% 沢岻 17 2 11.8%
勢理客 21 12 57.1% 仲間 25 2 8.0%
伊祖 31 8 25.8% 前田 37 2 5.4%
屋冨祖 17 7 41.2% 伊奈武瀬 1 1 100.0%
大平 22 6 27.3% 当山 13 1 7.7%
仲西 14 6 42.9% 小湾 1 0 0.0%
港川 23 6 26.1%        

 

(避難しなかったと答えた人は)避難しなかった理由は何ですか?

避難しなかった理由としては、家や職場が高い位置だったという理由が最も多いですが、中には「大丈夫と思ったから」「揺れなかったから」等もありました。

「(これまでも津波が来なかったから)大丈夫」という考えは危険です。過去の経験(先入観)で判断することがないようにしましょう。

 

避難しなかった理由 件数
高いところにいたから 370 77.1%
仕事中、出勤途中 35 7.3%
大丈夫と思ったから 22 4.6%

 

どこに避難しましたか?

避難先は「その他」を除くと「近くの高台」が28%と最も多く、その次に「学校などの指定避難所」が17%となっています。

確認できている具体的な場所で多かったのは、サンエー経塚シティが18件、続いて神森小学校が8件、浦添市役所が7件となっています。

普段から、水平避難する場所や垂直避難する建物はどこが近いのかなどを確認しておきましょう。家族であらかじめ話し合い、避難先や連絡方法などを決めておくことも大事です。

 

避難した先の円グラフ

避難の移動手段は何ですか?

移動手段は「自動車」が107件と最も多く、続いて「徒歩」が95件となっています。

避難は「徒歩」が原則です。皆さんが経験したように、車で移動することで渋滞に巻き込まれ、結果的に被災する可能性もあります。自動車で避難せざるを得ない人もいるので徒歩に限定するものではありませんが、徒歩で避難するという選択をすることで、自動車で避難せざるを得ない人を助けることにもなります。

 

避難手段の円グラフ

自動車で避難した主な理由は次の通り。その他として「子ども・家族と一緒だった」「仕事中」「業務のマニュアル」などです。

「迎えに行く」行動の中でも、避難をするために迎えに行ったことで、迎えに行く人や迎えを待つ人、迎えを待つ人に付き添う人がいれば、その人たちの避難が遅れ、被災してしまう可能性があります。災害が起きた時、どう行動すべきか今一度確認しましょう。

自動車で避難した理由

 

津波警報からどれくらいの時間で避難できたと思いますか?

避難にかかった時間のうち「10分未満」が最も多い項目となっているのは自動車以外を選んだ人で、40%から60%を占めています。

自動車を選んだ人の「10分未満」は21件(19.6%)で「20分以上~30分未満」が一番多く31件(29%)、次いで「30分以上」が29件となっています。

自動車を選んだ人の多くが10分以上かかっていることからすると、自動車が早く避難できる手段とは限りません。また、「危険運転を見かけた」「(交通量が多いことで)危なくないように徒歩で避難するのに時間がかかった」等の書き込みもありました。

 

避難時間の円グラフ

主な移動手段 一番多い移動先

左記の中で一番多い

移動時間の件数

10分未満で

避難できた人の%

自動車 近くの高台 42 19%
徒歩 学校などの指定避難所 29 41%
その他 その他 9 67%

 

防災避難リュックや備蓄食料などは持ちましたか?

備蓄食料などの持ち出しは175件(80.6%)が持ち出しをしていませんでした。

午前9時01分の津波警報から津波注意報(午前10時40分)に切り替わるまでが約1時間40分、避難指示の解除(午後0時0分)までは約3時間かかり、その間は避難指示発令中となっています。津波は先に到達した波が最大とは限らず、後から来る波が前の波に追いつくことで高くなることも想定されています。一時(いっとき)避難とはいえ数時間避難場所にとどまることも考えておきましょう。

防災避難リュックや備蓄食料などは持ちましたか?

 

避難する時に知りたいこと、知りたかったことは何ですか?

「避難する場所」が知りたかったとの回答が454件と最も多く、次に「避難する必要性」が422件となっています。「その他」としては「避難経路について」「海抜について」「詳しい波の高さや規模」のほか「子どもや家族の安否・避難先情報」などが挙げられています。グラフ内の%は複数回答を1件とした%です、回答総数に対する%は別表の通りです。

避難先や避難する経路は居る場所でも違えば、誰と避難するかでも異なります。また、決めていた場所や経路が使えないことも考えられます。普段から複数個所、複数の経路と避難にかかる時間などを確認しましょう。

避難する時に知りたいこと、知りたかったことは何ですか?

知りたかったこと 件数
避難する場所 454 32.2
避難する必要性 422 29.9
避難するタイミング 292 20.7
避難する時に持つもの 190 13.5
その他 40 2.8

 

津波避難について

甚大な被害を及ぼした「東日本大震災」で、岩手県釜石市内の子どもたちは「津波避難の三原則」を実行したことで、津波から身を守ることができたと言われています。

一「想定にとらわれるな」

例えば、本市の防災マップの津波警戒区域指定は沖縄県津波被害想定検討結果(平成25年1月)の浸水予想に基づいており、最大7.3メートル(遡上高最大10.3メートル)の津波を想定しています。この想定を超える災害が起こる可能性もあります。

二「最善をつくせ」

「ここまで避難すれば大丈夫」と考えるのではなく、その時に出来る最善の行動をとることが大事です。

三「率先避難者たれ」

いざというときに「逃げる」のは勇気がいることでもあります。都合の良い解釈をする事なく、自分が率先者となって避難することで周囲を助けることになるかもしれません。

 

 

津波警報に関するアンケートご協力のお願い(終了しました)

4月3日に津波警報が発令された際、皆さんは何で知り、どのような行動をとりましたか?
本市では、今後の地域防災に生かすため、アンケートを実施いたします。
多くの人に回答いただき、ご意見をお聞かせください。
アンケート回答に要する時間は3分程度です。

アンケートの回答はこちらから

実施期間:令和6年5月31日まで

この記事に関するお問い合わせ

総務部 防災危機管理課
郵便番号:901-2501
住所:沖縄県浦添市安波茶一丁目1番1号本庁3階
TEL:098-876-1190
FAX:098-879-0290
お知らせ:問い合わせメールはこちら

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