記事番号: 1-1509
公開日 2021年06月04日
6月は「土砂災害防止月間」です!
この機会に家族みんなで万一の土砂災害に備え、土砂災害や災害発生時の避難について確認しておきましょう。
※「土砂災害防止月間」の詳細につきましては、国土交通省のホームページをご確認ください。
土砂災害ってなに?
土砂災害は次の4種類があり、どれも大きな破壊力を伴います。
- 急傾斜地の崩壊・・・斜面が突然崩れ落ちる現象。一般的な表現では「崖崩れ」に該当します。
- 土石流・・・土、石、砂が水と一緒に一気に流れる現象。
- 地滑り・・・比較的緩やかな斜面の大きな範囲が動き出す現象。
- 河道閉塞(へいそく)による湛水(たんすい)の決壊など・・・土石等が河道を閉塞したことによりたまった水により発生する天然ダム決壊現象など。
浦添市でも土砂災害はおきるの?
浦添市沢岻における土砂災害の写真です。
写真だと小さく見えますが、高さ・横幅ともに9メートルもあります。
この土砂災害は早朝に発生しました。夜寝ている間にも土砂災害は発生します。
土砂災害に前兆はあるの?
土砂災害の前兆に共通することは、普段は見たことも聞いたこともないような事が起こることです。前兆にいち早く気づけるように、普段から周辺の様子を確認するようにしましょう。
土石流が起きる前は
- 山鳴りがする
- 雨が降り続いているのに川の水位が下がる
- 川の流れが濁ったり、流木が混ざり始める
地滑りが起きる前は
- 地面にひび割れができる
- 沢や井戸の水が濁る
- 斜面から水が噴き出す
急傾斜地崩壊が起こる前は
- 崖からの水が濁る
- がけに亀裂が入る
- 小石がバラバラ落ちてくる
私の家は安全でしょ?
浦添市内にも、多くの危険な区域が存在します。
ご自宅、職場、学校だけでなく、通勤、通学経路がどのような区域に入っているのか把握しましょう。
どのような区域なのかは、沖縄県地図情報システムから確認できます。
次の通りの手順で確認できます。
- 沖縄県地図情報システムにアクセス
- 「防災」を選択
- 「土砂災害危険箇所」を選択
- 地図上から「浦添市」を選択
- 左側の「表示切替」から『土砂災害危険箇所』などの表示したい項目にチェックを入れる
区域の種類は4種類!
簡単に区域内容の一部を説明します。
土砂災害危険箇所とは
沖縄県の調査で判明した、土石流、地滑り、急傾斜地の崩壊の発生の恐れがある箇所です。
土砂災害危険区域とは
つぎの3つで構成されています。
- 砂防指定地・・・砂防法により指定される
- 地すべり防止区域・・・地すべり等防止法により指定される
- 急傾斜地崩壊危険区域・・・急傾斜地法により都道府県が指定する
土砂災害警戒区域とは
- 土砂災害防止法の第7条により定められています。
- 一般的にイエローゾーンと呼ばれます。
- 宅地建物取引業法第35条により宅地又は建物の売買等に重要事項説明義務が発生します。
土砂災害特別警戒区域とは
- 土砂災害防止法の第9条により定められています。
- 一般的にはレッドゾーンと呼ばれています。
- 特定開発行為が許可制になります(土砂災害防止法第9条)。
- 建築物の構造の規制が発生します(土砂災害防止法第23条、24条)。
- 建築物の移転等の勧告をなされ、支援措置を受けられる(土砂災害防止法第25条、独立行政法人住宅金融支援機構法第13条、住宅局所管補助制度、地方税法附則第11条(同法施行規則附則第3条の2の18))
今現在の、危険度情報が知りたい
土砂災害発生の高まりを知るには、常に気象情報に注意し、周囲の状況に気を配るだけでなく、気象庁が提供する「キキクル(危険度分布)」も併用しましょう。
この「キキクル(危険度分布)」は、警報が発表されたときや、強い雨が降ってきたときに、どこで土砂災害(ほかにも浸水害や洪水災害)の危険度が高まっているかを知ることができる、命を守るための情報です。
「キキクル(危険度分布)」はこちらからご確認ください。
浦添市の防災マップがほしい
防災マップで近くの指定避難所、指定緊急避難場所、津波避難ビルの位置が確認できます。
浦添市の防災マップは浦添市役所本庁舎(1階総合窓口または3階防災危機管理室)にて配布しております。
また、こちらからダウンロードすることもできます。