記事番号: 1-12760
公開日 2024年08月09日
更新日 2024年08月16日
南海トラフ地震臨時情報が終了しました。
令和6月8月15日17時をもって南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)に伴う政府としての特別な注意の呼びかけは終了しました。
しかし、大規模地震の発生の可能性がなくなったわけではないことから、「日頃からの地震への備え」については、引き続き実施してください。
【参考】気象庁HP↓
https://www.jma.go.jp/jma/press/2408/15a/202408151800.html
南海トラフ地震臨時情報が発表されています(※8/15で終了)
令和6年8月8日16時43分頃に、宮崎県南東沖の日向灘を震源とする地震が発生し、M7.1、最大震度6弱を記録しました。これを受け、南海トラフ沿いの地域において巨大地震が発生する可能性が、「平常時より相対的に高まっている」ことから、気象庁より「南海トラフ地震臨時情報」が発表されました。
南海トラフ地震臨時情報が発表されたら何をすればいいの?
南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表された場合は、事前の避難は伴いませんが、日頃からの地震への備えの再確認に加え、地震が発生したらすぐに避難できる準備をしましょう。沖縄県は、南海トラフ巨大地震の想定震源域には含まれていないものの、今後、地震の発生に伴い津波が到達する恐れがあることから、引き続き今後の気象や地震などの情報に留意していただきますよう、よろしくお願いします。
■日頃の備え
・家具等の転倒防止
・家屋の耐震化
・家族が必要とする最低限3日分の水・食料の備蓄など
・避難場所、避難ルート(複数)の確認
南海トラフ地震による沖縄県、浦添市への影響は?
内閣府公表の資料によると、南海トラフ地震が発生(Mw9.0以上)した場合、沖縄県内では最大5mの津波が到来する想定となっています。浦添市では最大3mが想定されています。
なお、沖縄県は、南海トラフ巨大地震の想定震源域には含まれていないため、想定震度はありませんが、災害は事前の想定を超えることもあるため、津波だけでなく、地震にも備えましょう。
巨大地震発生の可能性が「平常時より相対的に高まっている」とは?
南海トラフ沿いにおいて巨大地震が発生する可能性は「30年以内に80%の確率」とされています。
今回のようなM7の地震があった1週間以内に巨大地震(M8以上)が発生する確率が世界的な統計から概ね1,000回に1回とされていることから、「平常時より相対的に高まっている」ことになります。(一部気象庁発表資料より引用)
参考サイト
・南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)について(気象庁HP)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2408/08e/202408081945.html
・内閣府防災情報ページ(内閣府HP)
https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/rinji/index3.html
・南海トラフ地震で想定される震度や津波の高さ(気象庁HP)
https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/nteq/assumption.html
・浦添市の津波避難ビルについて
https://www.city.urasoe.lg.jp/doc/2024080600125/