国立劇場おきなわ・おでかけワークショップ ~組踊りの世界へ~

公開日 2024年09月24日

 若手実演家の3名を講師に招いて,組踊に関する解説や唱え,所作を間近で体験することができるワークショップを6年生を対象に開催しました。

 組踊りを通して,より身近に,沖縄を代表する伝統芸能・組踊の世界を楽しむことができましたし,組踊の小道具や衣装を間近で見たり,触れたりすることもでき満足していた子ども達でした。

 日頃から三線に親しんでいる児童もワークショップの中で演者と共演することもできました。

 

 ※組踊(くみおどり)

 組踊は,唱え(台詞),音楽、踊り(所作)を組み合わせた形式で,沖縄の伝統的な歌舞劇で,18世紀初頭に演劇の演出者であった玉城 朝薫(たまぐすく ちょうくん)によって創始され,琉球王国時代に中国からの冊封使(さっぽうし)を歓待するために始まりました。

 1719年の尚敬王(しょうけいおう)の冊封儀礼(さっぽうぎれい)の時に「二童敵討」「執心鐘入」が始めて演じられました。

○「二童敵討(にどうてきうち)」

 初めて演じられた組踊の演目。阿麻和利に父・護佐丸を討たれた鶴松、亀千代兄弟の父親の敵討ちのための復讐   物語。

○「執心鐘入(しゅうしんかねいり)」

 美少年を追いかける女性が,彼への思いが強すぎて鬼女へ変身し,美少年を追い詰めていく話。

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