公開日 2025年02月06日
更新日 2025年02月06日
2月5日(水)にお話朝会④8:20~を体育館で行いました。
細田幸弘校長先生は、「6月23日は『慰霊の日』でした。1961 年、米軍占領下の琉球政府時代に始まり、沖縄戦の悲惨な体験を語り継ぐ大切な日として続いて来た「慰霊の日」は今年で57年目を数えます。皆さんは、勉強して『平和がいいなぁ』とふり返った人も多いと思います」と1学期に学んだ「平和教育」の切り口からお話を始めました。
「ちょっと難しい話をしますが、国と国を結ぶことを『連合』といういい、平和の目的のために関係を結ぶ国々のことを『国際連合』といいます」
「皆さんは、『ユネスコ(国連教育科学文化機関)を知っていますか。ユネスコは、日本を含む193の国と地域が加盟しており、教育・科学・文化を通して世界中の人々がお互いに分かりあうことで、平和で持続可能な将来にわたって豊かに暮らすことのできる社会をつくための活動をしています」
「沖縄でも『首里城』や『やんばるの自然』など世界遺産や文化として登録されている所がたくさんあります」
と、自分事としてこれからお話することに興味・関心をもってもらうためにここ(沖縄県)の世界遺産についても触れました。
「ユネスコ(憲章前文)の最初の部分には『戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない』とあります。『築かなければならない』心の中の平和とは、いったい何であるかを、教育・科学・文化の分野で探し求めるのが、ユネスコの活動の目的です。人の心に『気付く』人の心に『考える』人の心で戦争をやるかやならいかで人の心を強くもつ人が『素晴らしい人』だと思います。」
ユネスコ憲章を例に出し、細田幸弘校長先生のおっしゃる3K(気付き・考え・行動する)の大切さをつなげてお話しました。
「生活の中でよく考える、相手に対して優しく接するためにはと「考え」、学校生活においても友達と仲良く過ごせるようになる。学校教育目標『自ら学び 互いに思いやり たくましく 未来に羽ばたく 前田の子』のめざす子どもの姿を達成するように、人の心をもった強い人間になって欲しい。人として、どんな心をもった方がいいのか。人の心にも「気付き・考え・行動する」。家の人にもぜひ聞いてくださいね」
「人の心」についてお話をした今回の「お話朝会④」ぜひ、ご家庭でも話し合ってみてください。