劇症型溶血性レンサ球菌感染症について

記事番号: 1-10634

公開日 2024年02月27日

症状と感染経路

劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、主にA群溶血性レンサ球菌により引き起こされます。
通常は、レンサ球菌に感染しても無症状のことも多く、ほとんどは咽頭炎や皮膚の感染症にとどまりますが、稀に細菌がいない血液、筋肉、肺などの組織に菌が侵入し、急激に症状が進行することで約30%の方が死に至る重篤な感染症として知られています。
初期症状として、咽頭痛、四肢の疼痛、悪寒や発熱といった風邪に似た症状があり、いったん発病すると数十時間以内には軟部組織壊死、急性腎不全、重度の呼吸不全や多臓器不全などを引き起こし、ショック症状から死に至ることもあります。
感染経路は明らかになっていないことも多いですが、傷口や咽頭、粘膜から細菌が体内に侵入することが分かっています。

小児が多く感染するA群溶結性レンサ球菌感染症とは区別されています。

予防のポイント

けがをした場合は傷口をよく洗い消毒し清潔に保つことや、手洗いなどの一般的な感染症予防に努めましょう。
創部の発赤や腫れ、痛み、発熱など、感染の兆候が見られた場合は、直ちに医療機関を受診しましょう。

関連サイト

劇症型溶結性レンサ球菌感染症とは(国立感染症研究所)

A群溶血性レンサ球菌による劇症型溶血性レンサ球菌感染症の50歳未満を中心とした報告数の増加について(国立感染症研究所)

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