記事番号: 1-11330
公開日 1900年01月01日
更新日 2025年02月26日
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国際女性デーとは
「国際女性デー」は、女性の権利を守り、ジェンダー平等の実現を目指すために国連が定めた記念日です。国際婦人年である1975年3月8日に国連で提唱され、その後、1977年の国連総会で議決されました。
この時期は、国際女性デーに関するイベントが世界各地で行われており、国内でも多くの団体や企業が、女性の権利や女性活躍を推進するためのキャンペーンや活動を実施しています。
◇ 国際女性デーが「ミモザの日」と呼ばれる由来 ◇
国際女性デーのこの時期、ヨーロッパではミモザの開花が最盛期を迎えます。
「ミモザの日」は、3月8日の国際女性デーにイタリアで行われていた、男性から女性にミモザの花を贈る習慣に由来するといわれています。黄色いミモザの花は、寒く厳しい冬が終わり暖かな春の訪れを告げる「幸せの花」であり、女性のシンボルとして多くの人々に愛されています。
ミモザカードをご利用ください
ハーモニーセンターでは、様々な事情により生理用品のご用意が難しい方へ、パック単位で無料配布しています。センター1階エントランスや女子トイレの個室、みんなのトイレ内に「ハーモニーセンター ミモザカード」を設置していますので、窓口でご提示ください。
※ 別室でお渡しします。
※ 個人情報をおたずねすることはありません。
また、生理用品のご寄附も受け付けていますので、ハーモニーセンター窓口でお声掛けください。
詳しくは下記リンク先をご覧ください。
国際女性デー 2025年のテーマは『すべての女性と少女のために:権利、平等、エンパワーメントを』
UN Women(国連女性機関)が発信した今年のテーマは「すべての女性と少女のために:権利、平等、エンパワーメント(※)を」です。
※エンパワーメントとは:力や権限、自信を与えるという意味。一人一人が意思決定に参画し、能力を発揮できる環境を整えるという意味でも使われる。
今年の国際女性デーは3つの主要分野で行動を起こすことを呼びかけています。
◆ 女性と少女の権利の促進: あらゆる形態の暴力、差別、搾取に立ち向かい、女性と少女の完全なる人権のために絶え間なく闘うこと。
◆ ジェンダー平等の推進: 制度的障壁に取り組み、家父長制を解体し、根強く残る不平等を変革し、若者を含む社会から疎外された女性と少女の声を高め、包摂性とエンパワーメントを確保すること。
◆ エンパワーメントの促進: 教育、雇用、リーダーシップ、意思決定の場への包括的なアクセスを確保することにより、権力構造を再定義すること。若い女性と少女がリーダーシップをとり、革新する機会を優先すること。
2025年のテーマについて(外部リンク:UN Women 日本事務所)
日本の課題とSDGsでの目標
初の「国際女性デー」から50年近くが経ちましたが、日本では特に、女性の政治参画・経済参画の面で多くの課題があります。
男女格差を示す最新の「グローバル・ジェンダー・ギャップ指数(※)」は 146か国中118位(世界経済フォーラム/2024年)で、前年の125位からは7ランクアップしていますが、先進7か国(G7)では依然として最下位。
日本の分野別の順位は146か国中、政治分野では113位、経済分野では120位と低くなっています。政治分野では女性閣僚比率が増えたことで少し順位を上げましたが、男女平等までは程遠い状況です。経済分野では管理職の女性の割合が低く、女性の平均所得は男性を100とした場合に78.7(フルタイム雇用者/2022年 経済協力開発機構(OECD)データ)と大きな格差があり、ジェンダー不平等が課題となっています。
SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」でも、「男女平等を実現し、すべての女性と女の子の能力を伸ばし可能性を広げよう」とうたわれています。「女性の大臣・国会議員の少なさ」「企業の女性管理職の少なさ」「非正規雇用者に占める女性の割合の高さ」「男女の賃金格差」などの課題解決に向けて取り組むことが早急に求められています。
※「グローバル・ジェンダーギャップ指数」とは、世界経済フォーラムが毎年発表している世界におけるジェンダー格差指数。146の国と地域を対象に、政治・経済・教育・健康の4部門について、男女の間にどれだけの格差が存在しているかを分析して数値化し、各国のジェンダー平等達成度の順位をつける。(指数は女性÷男性で算出、男女格差が小さいほど1に近く、大きいほど0に近い数値となる)
・経済:労働参加率、同一労働における賃金格差、管理職の男女比、専門技術の男女比など
・政治:議員や閣僚などの男女比・過去50年間の行政府の長の在任年数の男女比
・教育:識字率、小・中・高校教育の就学率の男女比
・健康:出生時性比・健康寿命の男女比
参考:男女共同参画に関する国際的な指数(外部リンク:男女共同参画局)
◆ 内閣府 男女共同参画局の主な政策はこちらからご覧いただけます(外部リンク)