記事番号: 1-11715
公開日 2025年04月01日
更新日 2025年09月01日
麻しん(はしか)患者の発生について(注意喚起)
沖縄県より、県内では令和元年以来となる麻しん(はしか)患者発生の報告がありました(R7.8.25)。
今年は海外からの輸入症例を含め全国的に麻しん(はしか)患者が多く報告されていることから、注意が必要です。
麻しんは予防接種で防げる病気であり、予防接種は最も有効な予防方法です。
MRワクチンの定期接種対象者は、予防接種が済んでいるか確認し、未接種の場合は早めに接種を受けましょう。
〇麻しん(はしか)の発生状況(※令和7年の沖縄は8月25日時点。全国は8月10日までの速報値)
令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 令和7年(※) | |
---|---|---|---|---|---|---|
沖縄県 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
全国 | 10 | 6 | 6 | 28 | 45 |
205 |
麻しん(はしか)・風しん(MRワクチン)定期予防接種について
麻しん(はしか)は、麻しんウイルスの感染によって引き起こされ、空気感染します。感染力は非常に強く、十分な免疫が無い場合はほぼ100%発病します。高熱や発疹、コプリック斑(口内や頬の裏側に出る白い小さな斑点)等の症状が出ます。発病後の有効な治療方法や治療薬がないため、ワクチン接種による予防が最も重要です。
風しんは、風しんウイルスの感染によって引き起こされ、飛沫感染(咳やくしゃみ等)します。発熱や発疹、首のリンパ腺が腫れる等の症状が出ます。妊婦が妊娠初期に風しんにかかってしまうと「先天性風しん症候群」という心臓病、白内障、聴力障害等のある赤ちゃんが生まれてくる可能性があります。
麻しん(はしか)・風しんの感染は、MRワクチンを接種することで防ぐことが可能です。
MRワクチン1期
対象年齢:1歳から2歳のお誕生日前日まで
接種回数:1回
接種費用:全額公費負担(無料)
MRワクチン2期
対象年齢:5歳以上7歳のお誕生日前日まで(小学校就学前の1年間にある者)
接種回数:1回
接種費用:全額公費負担(無料)
麻しん(はしか)・風しん(MRワチン)の行政措置について
浦添市では、MRワクチン定期予防接種の1期・2期を受けることができなかった方に対して、以下の内容で行政措置(無料接種)での予防接種を実施しています。
MRワクチン1期
対象年齢:2歳~4歳でMR1期未接種者
接種費用:全額公費負担(無料)
MRワクチン2期
対象年齢:7歳~12歳でMR2期未接種者(小学校6年生の年齢の3月末まで)
接種費用:全額公費負担(無料)
※海外に行かれる場合は、発生状況に注意するとともに予防接種歴について確認し、麻しんの予防接種を2回受けていない場合や既往歴や接種歴が不明の場合には、抗体検査の実施・予防接種の要否等をかかりつけ医にご相談ください。