記事番号: 1-863
公開日 2022年04月01日
子宮頸がん予防ワクチンについては、子宮頸がんの予防に一定の効果があることから、平成25年4月から予防接種法に基づく定期予防接種となりましたが、平成25年6月14日の厚生労働省の会議において、予防接種後にワクチンとの因果関係を否定できない痛みが続く事例があることが報告されたため、浦添市では国の方針に基づき、予診票の送付・積極的な接種勧奨を行っていませんでした。
その後、厚生労働省で子宮頸がんワクチンの有効性および安全性に関する評価、接種後に生じた症状への対応、情報提供の取り組み等について議論が行われ、子宮頸がんワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認されました。また、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ることが認められ、積極的な通知を差し控えている状態を終了させることが妥当であるという旨の通知が厚生労働省から都道府県を通じて全国の市区町村に通知されたことを受け、子宮頸がんワクチンについて令和4年度から個別通知を再開することになりました。
HPVワクチンの接種を個別におすすめする取り組みが差し控えられていた間(平成25年~令和3年)に、定期接種の対象であった方々の中には、ワクチン接種の機会を逃した方がいらっしゃいます。
こうした方に、公平な接種機会を確保する観点から、改めて接種の機会をご提供しています。
対象となる方(以下の2つを満たす方が対象です)
①平成9年度生まれ~平成17年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2006年4月1日)の女性
②過去にHPVワクチン接種を合計3回受けていない(過去に1回のみ接種した場合や、2回のみ接種した場合は残りの接種回数分公費で接種を受けることができます)
接種可能な時期
上記対象者は、令和4(2022)年4月~令和7(2025)年3月の3年間
HPVワクチンのキャッチアップ接種に関するリーフレット
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/leaflet.html