記事番号: 1-6073
公開日 2018年05月01日
ご意見
母体から移行免疫があると言われていても生後6ヶ月未満の麻疹の感染例はあります。私は10数年前SSPEになった小学生の男子の経過を間近でみてきました。乳児期に感染する麻疹の怖さを知っています。今となっては予防接種で防げるはずの病気と思いますが、それが蔓延するのは本当に残念です。今回の麻疹が終息するまで数ヶ月かかると思われますが、6ヶ月未満の乳児に対する予防接種の助成も検討していただけないでしょうか。予防接種で防げる病気です。自費でも受けるつもりではありますが。今回の麻疹発症の報道を見て、1回接種世代の私自身は追加で麻疹ワクチン接種を受けてきました。が、3ヶ月の我が子はまだ受けていません。不要な外出は避けていますが、6ヶ月になるまで家の中で過ごすということは物理的に不可能です。母子家庭のため、日常の買い物や子供の定期の予防接種で外出はせざるおえません。緊急措置としての予防接種の年齢を6ヶ月未満でも受けられるよう助成の検討をお願いします。
回答
市へのご意見ありがとうございます。
浦添市では沖縄県の麻しん患者発生状況が「レベル3」になったのを受け、生後6ヶ月から12ヶ月未満の乳児に対し、4月1日より6月30日まで、麻しんの予防接種の行政措置を行っております。
さて、世界保健機構(WHO)やアメリカ疾病予防管理センター(CDC)ガイドラインでは、麻しん流行状態であれば、あくまで一時的に生後6ヶ月児からの麻しんの予防接種を行ってよいとしております。また、地域流行している国においては生後6ヶ月から12ヶ月未満の乳児への接種はこれまでも世界的に行われております。
そして、沖縄県麻しん発生時対応ガイドラインにおいても予防接種勧奨は同様の月齢となっておりまして、今回の流行に際し、沖縄県は生後6ヶ月から12ヶ月未満への予防接種の積極的勧奨を行っております。
浦添市ではこれに従い、緊急での行政措置の対象者を生後6ヶ月から12ヶ月未満としているところです。
現在のところ、6ヶ月未満児への積極的勧奨は行われておらず、浦添市で行政措置を行うことは難しい状況となっております。
○○さまのお子様は現在3ヶ月とのことで、今回の行政措置の月齢に達していないため、予防接種を受けられず、ご心配されていることは重々承知しておりますが、引き続き、不要な外出を避けて頂くなどの感染予防にご理解くださいますようお願い申し上げます。