記事番号: 1-134
公開日 2019年08月08日
ご意見
現在小学5年生が体験している「エコキャリア」について。毎年、貴重な経験をさせていただいて、体験後の子どもたちの表情や成長ぶりにはとても驚かされると同時に、引率して下さる先生方や浦添市にはとても感謝しています。一保護者が子どもたちの為に計画し実施するには限界がありますし、実現できたとしても同級生と親元を離れて経験するのとは全く別の体験だと思っております。それが、慣れ親しんだ浦添市から離れた北部となれば、感動もひとしお。同じ沖縄でもこんなに環境が違うのかとか、こういう機会がなければ交流することは難しいであろう北部の方々との交流は、子どもたちにとって貴重な経験となり、ふるさと沖縄を見直すきっかけにもなっていると思います。
そのエコキャリア事業が、縮小されると聞きました。もちろん予算の都合等もあるかと思います。ですが、お金には代えられない素晴らしい経験のできる貴重な事業です。今この時を逃したら、いつ経験できるでしょうか?小学5年生は十三祝いの年です。大人への階段を一段上るこの時期にする経験として、予算と天秤にかけてみて下さい。
ぜひ存続へ、再検討願います。
回答
貴重なご意見、ありがとうございます。本事業実施後の意識調査結果からは、実施前より実施後に仲間とかかわり合うことや、最後までやりとげるなどの肯定的な回答が増加しており、学校生活では体験することができない体験活動の充実が要因としてあげられます。また、それぞれの体験活動を通して、児童一人一人が自己存在感、自己有用感を実感できたことは、主体的で協働的に級友とかかわり、自分の役割の責任を果たすこと等、自己理解、他者理解につながった結果と捉えております。教育委員会といたしましても、本事業の魅力・価値は認識しております。
さて、ご意見にもありましたように、今後の取り組みにつきましては、効果性のある本事業の目指している目的やねらいは変えずに、将来的には、本市での開催を検討しており、地元の素材・環境を教材とし地元の人材を活用しながら、環境教育、防災教育、歴史教育を実施することができればと考えております。このような体験活動を通して、子どもたちは、改めて地元のよさを確認したり新たな発見をしたりすることで、「てだこの都市・浦添」に誇りをもち社会に主体的に参画し、仲間とかかわりながら、たくましく生きていく人間性豊かな人材として育成していくことができると考えております。
教育委員会は今後、地元での体験活動の実施に向け、関係各課と連携しながら、子どものたちにとって心に残り、将来の生き方の土台づくりの一端になるよう計画的・継続的に取り組んで参りたいと考えております。