健康講演会、大盛況でした!

記事番号: 1-582

公開日 2020年02月12日

去った1月25日(土)に浦添市保健相談センター大ホールで行われた健康講演会「心房細動を見つけよう~認知症、脳卒中予防のために~」が開催されました



心房細動とは・・・心臓は規則正しいリズムで1日約10万回収縮と拡張を繰り返しています。心房細動は心房という心臓のお部屋が不規則に収縮してしまう不整脈の一種です。不規則に収縮することでお部屋の中で血液が固まってしまい(血栓)、この塊が血流に乗って脳で詰まってしまうと、重症な脳梗塞になってしまうことが知られています。患者数は年々増え続け、国内患者数は約170万人にもなると言われ、「不整脈の王様」といわれています。



今回は浦添市港川にある  ひがハートクリニック院長 比嘉耕一先生にご講演いただきました。



公演当日は1月としては過去最高気温を更新し(27.0度!)、少し汗ばむ中、109名の多くの方に来場していただきました!



浦添市健康講演会



比嘉先生からはわかりやすいスライドで丁寧に説明をしていただきました。



心房細動からの重症な脳梗塞(「心原性脳梗塞」といいます)を起こしてしまった著名人の話から始まり、心房細動の治療方法やその歴史、脳卒中の種類や心臓の機能の説明まで丁寧に説明していただきました。



講演会2



浦添市特定健診結果でも心房細動を指摘された人の3割以上が健診きっかけでわかった、というデータがあります。そして、年齢を重ねると患者数も多くなるという傾向があります。心房細動が自覚症状がない人が多いことや珍しい病気ではないことがわかります。



図1)浦添市特定健診で心房細動を指摘された人の把握のきっかけ



浦添市 1



図2)浦添市特定健診で心房細動を指摘された人の年齢構成



浦添市【機種依存文字】



心原性脳梗塞は脳梗塞の中でも予後が悪いことが知られ、患者の12か月生存率は50%下回るそうです。



その原因となる心房細動は自覚症状(動悸・息切れ等)がない人もいるとのこと・・・



このように心房細動は恐ろしい病気ではありますが、未然に重症な状態になることを防ぐことができる!そうです。



対策は・・・・



*生活習慣改善と朝と晩に定期的に自己検脈(自分で自分の脈を測ること)をする



*健診で健康状態を把握する



*心房細動を指摘されたら、早期に病院受診をする



*自己判断で服薬をやめない



ことが大切なんだそうです



講演会に参加された方々が真剣なまなざしで聞き入っていました。そして、公演終了後も質疑応答が活発に行われ、先生に聞きたいことがある!と積極的に話しかけられる人が多くいらっしゃいました。



講演会01



講演会終了後の参加者の声をアンケートの回答からご紹介いたします。



参加者の感想



参加された皆さんの嬉しい声が聴けて、私たちも参加された方々からパワーをいただきました。



令和元年度健康講演会は大盛況の中で終了することができました。ご参加された皆様、誠にありがとうございました!


この記事に関するお問い合わせ

福祉健康部 健康づくり課
郵便番号:901-2103
住所:沖縄県浦添市仲間一丁目8番1号浦添市保健相談センター
TEL:098-875-2100
FAX:098-875-1579
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