記事番号: 1-1008
公開日 2019年08月06日
お酒の楽しみ方
自分もまわりも楽しいお酒にするには、6つのポイントをしっかり守ることが大切です。
ポイント1 適量できりあげる
ビール1本でも、アルコールを身体の中で処理するのに3時間かかります。
お酒を飲みすぎは、身体に大きな負担をかけてしまいます。
ポイント2 食べながら飲む
肉や魚、野菜を摂りながら胃を守り、お酒の吸収を抑えて肝臓の負担を軽くします。
からあげなど脂っこいものを選びがちなおつまみですが、意識して野菜などを多めにとるようにしましょう。
ポイント3 強いお酒は薄めて飲む
強い度数のお酒は、のどや胃腸の粘膜を刺激し、炎症やがんなどの原因となります。
また、強いお酒は酔いが回りやすく、急性アルコール中毒の原因にもなります。
ポイント4 週2日は休肝日をとる
肝臓を休めてあげる時間を十分にとりましょう。
節酒カレンダー(アプリもあります。)などをつけてみるのもおすすめです。
ポイント5 定期健診を必ずうける
肝臓は沈黙の臓器といわれています。肝機能の状態を調べるために、必ず定期的に健診を受けましょう。
ポイント6 薬といっしょに飲まない!
お酒と一緒に薬を併用すると、薬の作用がなくなったり、逆に強く現れたりします。
薬を常用している人は、必ず医師と相談しましょう。
お酒の適量ってどのくらい?
健康に悪影響を及ぼすことのないお酒の適量は、飲んだお酒の量ではなく、飲んだお酒に含まれる純アルコール量を基準とします。
飲酒量の目安
1日あたり純アルコール量 男性:20g 女性:10g
■アルコールに弱い人・・・無理して飲んではいけません。
女性、高齢者、お酒を飲む習慣のない人、すぐ顔が赤くなる人。(日本人の40%は、アルコール分解力が低い体質です。)路上寝込みや記憶がなくなったことがある人など。
■飲んではいけない人・・・すすめてもいけません。
未成年、妊婦・授乳中、アルコール依存症の人など。
身体や脳の成長期である未成年も、影響が大きいため、飲んではいけません。
お酒の飲み過ぎに気を付けましょう
お酒の飲みすぎ「多量飲酒」とは、適正飲酒量の3倍にあたる純アルコール60g以上の飲酒のことをいいます。
身体的影響:肝障害(アルコール性肝疾患・脂肪肝など)、消化器がん、脳卒中、糖尿病など
精神的影響:アルコール依存症
社会的影響:飲酒運転など
多量飲酒になりやすい飲み方
ストレスをお酒で紛らわそうとする、寝酒・晩酌、迎え酒などの習慣がある人は要注意!
お酒でトラブルになるほどの飲み方をするときは、依存症になっている可能性があります。依存症は病気です。浦添市保健相談センターでは、アルコール依存症の相談をしていますので、一人で悩まず相談しましょう。断酒会も案内しています。
お酒を飲んだ翌日の過ごし方
純アルコール量20g(ビールびん1本)を分解するのに、約3時間かかります。酔いが覚めたと感じても、分解のため、肝臓はまだ働いています。(お酒は抜けていません。)また、脱水を促進するので、心臓や血圧に影響があります。
夜遅くまで飲んだときや多量飲酒の翌日は、お酒は抜けていません。
※アルコールが分解されるまで、水分を充分にとり、運動やサウナは控えて、ゆっくり過ごしましょう。
※脳への影響(判断力が鈍くなる・眠たくなるなど)も、まだ回復していません。
※多量飲酒の翌日は、「飲酒運転」に要注意!
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