(要望)新型コロナウイルス感染への誹謗中傷・偏見への対策について

記事番号: 1-5550

公開日 2020年08月21日

(ご意見)



コロナウイルス対策等で大変だと思いますが対策の一つとして要望お願いします。今日の話です。



バークレイズコートで夏休みが終わり今日から学校って時にいきなり中高年の方々に『マスクをつけなさい!常識を知らないのか?学校に連絡するよ!周りの迷惑だ!!』



と子供たちが言われているのを見かけました。とてもショックでした。



子供達は『学校の登下校の場合は熱中症対策で多少の外しは大丈夫って言われています。』と答えていましたが、、、



確かに熱中症の問題もあります。



昨今の事情を考えると大人が敏感になるのもわかりますが大人として知識情報をもう少し持って欲しかったです。



実際に私の子供も『地区で感染者が出たから接触なくても来ないで』とスイミングスクールで練習を拒否されました。同じ地区の子供たちだけです。



大人は大丈夫でした。何故でしょう。。。



子供達だけ集中的に言われて親としてもショックです。



コロナウイルス対策、熱中症対策、誹謗中傷や感染者が悪いわけではない。とのポスター的な張り紙を作ってショッピングセンターやスーパー、ジムやスイミングスクール、集会所等皆が集まる所に張り出しできないでしょうか?忙しくて対応できない事情があると思いますが子供達は学校が始まっています。またいつ言われるかと思うと・・・・・



子供達を守る意味でも考えてほしいです。



 



 



(回答)



大変貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございます。



 子どもたちは学校も休みになるなど、学ぶことも友達と遊ぶことも(心身の発達を促すためにも遊ぶことは非常に大切なことです)ままならない状況です。学校休校は感染拡大防止策として実施しなければならない状況ではありますが、大人以上に子ども達は我慢していることを私たちは認識することが必要です。



その状況に加え、子供たちだけにマスクの着用や習い事に来ないよう強制することは、正しい知識を持ち合わせていないことからくる不安に起因した差別であり、やりきれない気持ちになってしまいますね。



 文部科学省発行の「学校における新型コロナウイルス感染症衛生管理マニュアル」によりますと、「身体的距離が確保できないときはマスクを着用する」とありますが、熱中症も命にかかわる危険があることも踏まえ、「気温や暑さ指数が高い日には、熱中症などの健康被害が発生する恐れがあるため、マスクを外してください」「児童生徒等本人が暑さで息苦しいと感じた時などには、マスクを外したり、一時的に片耳だけかけて呼吸したりするなど、自身の判断で適切に対応できるよう指導します」と明記されています。その理由は子供は大人より体温調整能力が十分に発達していないことに加え、子どもは背が低く、地面から距離が近いため大人よりも子どものほうが高温の環境にいるからです(環境省 環境保健マニュアルより)。マスクを常時着用することよりも、熱中症を防ぐことがメリットが大きいと判断した結果です。



 また、日本小児学会によりますと子どものマスクの着用は2歳以下は心臓・呼吸器への負担が大きく、窒息のリスクもあるためマスクの着用は不要、むしろ危険であるとあります。



以上のことより、子どもに常時マスク着用を強制することや、地域に感染者がいるからという理由で排除することは正しい情報をもとに行った行為ではないと思います。



 今後もこのような出来事が起こらないよう、市民の皆様に感染症に対する正しい情報提供を行うことに加え、偏見・差別が起こらず、冷静な判断できることを目標に情報収集と普及啓発を取り組んでまいります。



 改めて、貴重なご意見ありがとうございました。



 



 



 



 



 


 


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