記事番号: 1-1830
公開日 2020年09月29日
ロタウイルス感染症とは
ロタウイルス感染症とは、ロタウイルスにより引き起こされる急性の胃腸炎で、乳幼児期(0歳~6歳ごろ)にかかりやすい病気です。主な症状は水のような下痢、吐き気、嘔吐、発熱、腹痛です。脱水症状がひどくなると入院が必要になることがあります。
定期接種の開始時期と対象者
令和2年10月1日から定期接種になります(無料)。
対象者は、令和2年8月1日以降に生まれたお子さんです。
*令和2年7月31日以前に生まれたお子さんは、令和2年10月1日以後に接種しても任意接種です。
ロタウイルスワクチンとは
ロタウイルスワクチンは経口(飲むタイプ)生ワクチンです。ワクチンが2種類(2回投与するタイプと3回投与するタイプ)あり、どちらも同様の効果がありますが、接種する医療機関と相談してどちらかのワクチンを選んでください。また、2回目以降の接種は最初に受けたワクチンと同じ種類のワクチンで接種を完了してください。
ロタウイルスワクチン定期接種の概要
ワクチン名 | ロタリックス(1価) | ロタテック(5価) |
定期接種開始時期 | 令和2年10月1日 | 令和2年10月1日 |
定期接種対象 (注:どちらのワクチンも、初回接種を出生14週6日後までにします) |
令和2年8月1日以降に生まれた出生6週0日後から24週0日後まで |
令和2年8月1日以降に生まれた出生6週0日後から32週0日後まで |
接種回数 (注:2回目以降は最初に受けたワクチンと同じ種類を接種してください) |
2回接種(27日以上の間隔をあける) | 3回接種(27日以上の間隔をあける) |
接種料金
無料(ただし、令和2年8月1日以降に生まれたものが、令和2年10月以降に接種したものに限る)
R2年度 浦添市内予防接種実施医療機関
ロタウイルス予防接種のお知らせ(チラシ)
ロタウイルス予診票
ワクチン接種前に気を付けること
赤ちゃんのおなかがいっぱいだと、上手にワクチンが飲めない場合がありますので、接種前30分ほどは授乳を控えることをお勧めします。上手に飲めるよう、医師、看護師の指示に従ってください。
ワクチンを接種した後
ワクチン接種後2週間ほどは、赤ちゃんの便の中に、ワクチンのウイルスが含まれていることがあります。おむつ交換の後など、丁寧に手を洗ってください。高熱、けいれんなど、異常を感じた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
副反応について
ワクチンを接種した後に、まれにウイルスに対して身体が何らかの反応を示す場合があり、副反応の症状としてはぐずり、下痢、咳、鼻水、発熱、嘔吐、食欲不振、胃腸炎などがあらわれることがあります。通常は数日程度で治まりますが、気になる症状があるときは速やかに病院を受診しましょう。また、非常にまれに腸重積の症状があらわれることがあります。腸重積症とは腸の一部が隣接する腸管にはまり込む病気で速やかな治療が必要です。腸重積症はロタウイルスワクチンの接種にかかわらず、3か月~2歳くらいまでの赤ちゃんがかかりやすい病気です。
・「突然激しく泣く」
・「機嫌が良かったり、不機嫌になったりを繰り返す」
・「嘔吐(おうと)する」
・「血便が出る」「ぐったりして顔色が悪い」などの症状が一つでも見られる場合は、医療機関を受診しましょう。
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