記事番号: 1-12990
公開日 2024年12月09日
権利擁護支援の地域連携ネットワークの中心「中核機関」
中核機関とは?
中核機関とは、契約行為に関する支援や金銭管理に関する支援など、成年後見制度の利用を含めた権利擁護支援を必要とする方が、必要なときに適切な支援につながるように、地域で支える体制を構築する「権利擁護支援の地域連携ネットワーク」の中心となる機関です。
浦添市では、国の成年後見制度利用促進基本計画および浦添市成年後見制度利用促進基本計画に基づいて、令和6年4月より「浦添市成年後見制度中核機関うらそえcore(コア)」を設置しました。
中核機関の取り組み(機能)
中核機関には、成年後見制度の利用促進を図るため以下の4つの機能があります。浦添市では、これらの機能を果たすため、専門的な人材を持つ法人へ業務を委託し、取り組みを行います。
(1)広報機能
市民および専門職等に対し、成年後見制度やその利用促進のための普及啓発を行います。
チラシやパンフレットの作成、講演会等の開催を通じて、広く周知を行います。
(2)相談機能
市民やご家族に加え、支援者からも成年後見制度の利用などに関する相談に応じ、必要があれば各分野と連携し、支援する体制を整備します。
(3)成年後見制度利用促進機能
●地域体制整備
中核機関が運営する協議会を活用するなど、行政・関係機関・専門職団体との連絡および情報交換を密にし、成年後見制度の利用や権利擁護支援が必要な対象者への早期介入や支援ができる協力関係の構築を行います。
●申立て支援
成年後見制度を利用するための家庭裁判所への申立て支援や、それに伴う支援、調整などを行います。
●受任調整・担い手育成
対象者の状況や状態に合わせた後見人等を決めるための裁判所との連携や、後見人等の担い手育成を図る取り組みを行います。
(4)後見人支援機能
後見人等からの相談に応じ助言を行うとともに、関係機関と連携した支援体制の構築ができるよう支援します。
権利擁護支援の地域連携ネットワーク【イメージ図】
成年後見制度の利用を含めた権利擁護支援が必要な人に支援が行き届き、安心して暮らせるために、地域の相談機関は、身近な「一次相談」として生活の困りごとを把握して支援を行い、中核機関は、相談支援機関(一次相談)からの相談に応じる「二次相談」として、権利擁護支援の方針検討や専門的判断を行い、多職種が協働して支援を行うチームアプローチのコーディネートの役割を担います。
中核機関うらそえcore(コア)
成年後見制度や権利擁護支援に関する相談は、こちらへ。
名称:浦添市成年後見制度中核機関うらそえcore(コア)
住所:浦添市字経塚663番地 メディカルKプラザ3階
電話:098-870-4789(相談支援事業所ゆんたく兼)
うらそえcoreホームページ:[準備中]
成年後見制度とは?
成年後見制度は、認知症、知的障がい、精神障がいなどにより物事を判断する能力が十分ではない人について、本人の権利を守る援助者(後見人等)を選ぶことで、本人を法律的に支援する制度です。
成年後見制度を利用するためには、家庭裁判所へ申立ての手続きが必要です。
区分 | 対象となる人 | 援助者 | ||
法定後見制度 | 後見 |
判断能力が欠けているのが通常の状態の人 |
後見人 | 監督人を選任することがあります |
保佐 |
判断能力が著しく不十分な方 |
保佐人 | ||
補助 |
判断能力が不十分な方 |
補助人 |
参考(リンク)
【厚生労働省ホームページ】成年後見はやわかり ご本人・家族・地域のみなさまへ(成年後見制度とは)
https://guardianship.mhlw.go.jp/personal/
【厚生労働省ホームページ】地域における成年後見制度利用促進に向けた体制整備のための手引き
(平成30年3月成年後見制度利用促進体制整備委員会)
https://www.mhlw.go.jp/content/000503081.pdf
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