公開日 2021年09月26日
更新日 2021年10月26日
「令和3年第1期常設展 漆の中の生き物を探そう ~水・空・陸編~」の一部を紹介♪
皆さまお待たせしました!10/1より浦添市美術館は通常開館しています✨
第1期常設展の開催期間はのこりわずか…10/14までとなっています。
今回は第5室の《陸の生き物−植物ー》より作品を紹介します。
花や草は、その香りや姿でいやしをあたえてくれます。また、生命力の象徴でもあります。植物の文様は、古くから漆器をはじめとする工芸のデザインとして用いられてきました。
黒漆竹林螺鈿箱(くろうるしちくりんらでんはこ)
製作年代:18-19世紀 岡コレクション
螺鈿(らでん)技法で、竹林が表現された箱です。
黒の漆を背景にしなやかにのびる竹の美しさと、見る角度によって色合いが変わる螺鈿の繊細な細工が魅力です✨
これまでご紹介した作品でも度々登場した、螺鈿(らでん)技法。
今回はこの螺鈿(らでん)技法についても触れたいと思います。
この作品には↑夜光貝が使われています。
螺鈿(らでん)技法とは、夜光貝やあわび貝を、砥石ですって1ミリ以下の薄い板状にして、これを文様の形に切り取って漆器にはったり、はめこんだりする技法です。虹色に変化する色合いが美しく、文様を繊細に表現します。
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↑うすく加工した貝と文様を切り取った後の貝
美術館には螺鈿(らでん)技法を使った作品をたくさん展示しています。
ぜひ、実際に足を運んでご覧ください!
黒漆竹林螺鈿箱(くろうるしちくりんらでんはこ)を音声ガイドで詳しく紹介♫ ↓下をクリック!
日本語ナレーション
「ナレーション:新垣リエ」
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教育委員会教育部