公開日 2013年04月12日
更新日 2014年10月30日
平成25年度 第Ⅰ期常設展
つながる・ひろがる−漆の文化−
会期:2013年4月12日(金)~8月25日(日)
古より沖縄は、中国、日本、朝鮮、台湾や東南アジアの各国と交流を重ね、琉球王朝時代には様々な文化が花開きました。その文化のひとつである漆器の制作は中国からの影響を受けて始まり、今でも脈々と続いています。また、東アジア、東南アジアの国々の漆器からも、その地域特有の歴史や生活風景などが見えてきます。今回の常設展では、他国とのつながりの中で育まれてきた琉球の漆の文化と、各地に広がる地域色豊かな漆の文化をお楽しみ下さい。
第1室
琉球漆器のあゆみ
第1室では琉球漆器の歴史を紹介します。時代の流れとともに変わりゆくかたちや文様、漆芸技法などをお楽しみください。
黒漆花倉織文螺鈿堆錦宝石箱 | 朱漆寒山拾得螺鈿四方盆 |
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第2室
隣国とのつながり
第2室では、王国時代に琉球から中国や日本へ贈られた漆器と、その国々の影響を受けて琉球国内で使われていた漆器を紹介します。
黒漆楼閣山水堆錦印籠 | 朱漆松竹梅花鳥箔絵八角食籠 |
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通路2
漆器に見る”ものがたり”
ここでは、中国・日本の説話や物語がモチーフとなった琉球漆器を紹介します。
朱緑漆二十四孝図密陀絵盆 |
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第3室
文化交流と漆
第3室では、文化的な交流と関わりのある作品を紹介します。漆は人々の交流に関わる場面で用いられ、琉球の外交を支える力でもありました。
黒漆雲龍堆漆硯箱 | 朱漆菊花龍堆朱香盆 |
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通路3
ひろがる漆の文化−日本−
ここでは、日本の漆文化について紹介します。
黒漆春秋草蒔絵徳利 |
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第4室
ひろがる漆の文化−朝鮮半島・中国・東南アジア−
第4室ではアジアにひろがるバライティに富んだ漆の文化を紹介します。
黒漆独楽花文彫合子 | 黒漆樹下人物螺鈿香合 |
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第5室
みて発見・さわって体感 うるしの鑑賞
第5室では”うるし”の作品を楽しく鑑賞する方法を紹介します。
会場情報
会期 | 2013年4月12日(金)~8月25日(日) |
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開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) ※金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30分まで) |
観覧料 | 一般150円(120円)、大学生100円(80円)、小・中・高生無料 ※( )は20人以上の団体料金です。 |
休館日 | 月曜日 ※ただし祝日または振替休日に当たる場合は開館します。 |
会場 | 浦添市美術館 |
解説会 | 2013年5月11日(土)、6月8日(土)、7月13日(土)、8月10日(土) ※毎月第2土曜日に開催しています。 ※毎回午後2時から1時間程度行います。 ※参加には常設展観覧料金が必要です。 |
担当学芸員 | 森根涼子 Ryoko MORINE |
この記事に関するお問い合わせ
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住所:沖縄県浦添市安波茶一丁目1番1号本庁4階
TEL:098-876-1258
FAX:098-879-7224
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