公開日 2013年12月07日
更新日 2014年10月30日
平成25年度 第Ⅲ期常設展
漆器をかざる~華やか!めでたい!もようたち~
会期:2013年12月7日(土)~2014年4月20日(日)
艶やかな漆器の表面を飾る、もよう。草花や動物、雄大な自然を描いたもの、おめでたい意味の事物をモチーフにしたものなど、漆器には様々な文様が表されています。
今回の常設展では漆器を飾る文様に焦点をあて、作品を紹介します。
第1室
花鳥~自然の美~
花と鳥がともに表された図を花鳥図といいます。琉球漆器にも花鳥図は多く見られますが、時代によって表現が変化していきます。今回は花鳥図の広がりを表現した作品も展示します。
黒漆花鳥人物螺鈿文庫 | 潤塗花鳥箔絵密陀絵丸形食籠 |
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第2室
山水~理想の風景を求めて~
山々と水辺の風景を組み合わせた文様を山水図といいます。山水図は特定の風景のスケッチではなく、理想的な風景の表現です。琉球漆器でも山水図は非常に典型的なモチーフでした。第2室では、山水図の変遷をご紹介します。
朱漆楼閣山水人物箔絵八稜盆 | 黒漆山水人物螺鈿八角食籠 |
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第3室
吉祥文~幸せを願って~
いつの時代も、幸福を願う人々の思いは変わりません。漆器の文様にも、そうした願いを込めた「吉祥文」が表現されています。第3室では、様々な吉祥文を紹介します。
黒漆花鳥箔絵密陀絵桃形食籠 | 朱漆鯉波堆錦箱 |
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第4室
龍・鳳凰・獅子~聖獣を表す~
龍・鳳凰・獅子など、想像上の生き物も吉祥的な意味合いをもつ琉球漆器のモチーフです。第4室では、王権などとも関係の深い、これらの文様を紹介します。
朱漆玉取獅子沈金膳 | 黒漆雲龍螺鈿盆 |
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第5室
各地の文様
漆器はアジア各地で作られている工芸品です。そして、その文様にも地域ごとの特色があります。第5室では、アジア各地の漆器の文様を紹介します。
屈輪筆 | 朱漆動物文蒟醤丸形提重 |
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会場情報
会期 | 2013年12月7日(土)~2014年4月20日(日) |
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開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) ※金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30分まで) |
観覧料 | 一般150円(120円)、大学生100円(80円)、小・中・高生無料 ※( )は20人以上の団体料金です。 |
休館日 | 月曜日 ※ただし祝日または振替休日に当たる場合は開館します。 ※12月28日(土)~1月4日(土)までは年末年始休館 |
会場 | 浦添市美術館 |
解説会 | 2013年12月14日(土)、1月11日(土)、2月8日(土)、3月8日(土)、4月12日(土) ※毎月第2土曜日に開催しています。 ※毎回午後2時から1時間程度行います。 ※参加には常設展観覧料金が必要です。 |
担当学芸員 | 又吉紅子 Kouko MATAYOSHI |
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