2011年度 第Ⅰ期常設展「漆と文字」

公開日 2011年04月19日

更新日 2014年10月30日


2011年度 第Ⅰ期常設展



漆と文字



会期:2011年4月19日(火)~9月4日(日)



文字は大切な情報や、自分の思いを伝える手段として、私たちの日常生活に欠かせないものです。漆器の中にも、制作者や持ち主を示すものや、文様の一部として取り入られたものなど、様々な役割を持つ文字が書かれています。



今回の常設展では、「漆と文字」をテーマに、漆器に書かれた文字に焦点をあてて、作品を紹介します。この機会にぜひお楽しみ下さい。



第1室



琉球漆器の歴史



この部屋では、琉球漆器の技法や特徴などを時代に沿って紹介していきます。琉球漆器がいつ頃からつくられたのかは定かではありませんが、15世紀にはすでに、技術の高い漆器がつくられていたと考えられています。



古い記録や伝世する作品からは、琉球漆器の技法や文様、つくられた目的の移り変わりを知ることができます。

















琉球漆器の歴史
朱漆梅月螺鈿六角盆 朱漆香水入
朱漆梅月螺鈿六角盆 朱漆香水入


第2室



情報を伝える



当館には、琉球王国時代のものをはじめ、古い漆器が数多く収蔵されています。これらの中には制作者や制作年など、作品に関する詳しい情報が分からないものが多いのですが、一部にはそれらが記された貴重な作品もあります。そのような情報は、作品についてより理解を深める助けとなります。この部屋では、漆器に書かれた文字から「制作者」や「持ち主」など、詳しい情報が分かる作品を紹介します。

















情報を伝える
朱黒漆三巴紋漆絵盤 朱漆南洋商会商号蒔絵盃
朱黒漆三巴紋漆絵盤 朱漆南洋商会商号蒔絵盃


第3室



文字で飾る



漆器の文様といえば・・・すぐに思い浮かぶものは動物や植物、風景の中の人物を描いた文様などではないでしょうか。しかし、これらと同じように、文様として文字が書かれた漆器もあります。この部屋では漢詩や和歌を文様として取り入れた作品や、おめでたい文字を文様として用いた作品など、文字で飾られた漆器を紹介します。

















文字で飾る
黒漆歌螺鈿硯箱 黒漆寿字螺鈿盃
黒漆歌螺鈿硯箱 黒漆寿字螺鈿盃


第4室



文字と様々な地域の漆器



漆器をつくるには、ウルシの木の樹液が必要ですが、ウルシの木はアジアの一部にしか生えていません。そのため、漆器アジアにしかない文化なのです。当館にもアジア各地の漆器が収蔵されており、その中には文字が記されたものもあります。ここからは、文字が書かれた様々な地域の漆器を紹介します。

















文字と様々な地域の漆器
朱漆箔絵教典 黒漆米軍紋章漆絵堆錦箔絵壁掛
朱漆箔絵教典 黒漆米軍紋章漆絵堆錦箔絵壁掛




会場情報



































2011年度 第Ⅰ期常設展 『漆と文字』 のご案内
会期 2011年4月19日(火)~9月4日(日)
開館時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

※金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30分まで)
観覧料 一般150円(120円)、大学生100円(80円)、小・中・高生無料

※( )は20人以上の団体料金です。
休館日 月曜日

※ただし祝日または振替休日に当たる場合は開館します。

※5月18日は「国際博物館の日」を記念し、常設展は無料となります。
会場 浦添市美術館
解説会 2011年5月14日(土)、6月11日(土)、7月9日(土)、8月13日(土)

※毎月第2土曜日に開催しています。

※毎回午後2時から1時間程度行います。

※参加には常設展観覧料金が必要です。
その他 音声ガイドを無料でご利用いただけます。 ご希望の方は受付にてお申し付け下さい。 (対応言語:日本語、英語)

この記事に関するお問い合わせ

企画部 国際交流課
郵便番号:901-2501
住所:沖縄県浦添市安波茶一丁目1番1号本庁4階
TEL:098-876-1258
FAX:098-879-7224
お知らせ:問い合わせメールはこちら
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