公開日 2006年04月25日
更新日 2014年10月30日
2006年度 前期常設展
琉球王朝文化の華 −漆芸−
会期:2006年4月25日(火)~10月1日(日)
今回の常設展は部屋ごとにテーマを設け、「アジアの漆器」、「琉球漆器の歴史」、「士族の暮らし」、「明治、昭和初期の暮らしと漆器」、「琉球漆器名品室」を紹介します。
第1室
アジアの漆器
アジアでは古くから、それぞれの地域で特徴のある技法や形の漆器が作られました。庶民から王族・貴族まで様々な階級のく暮らしで使われたり、寺社などの祈りの場などを彩ってきました。この部屋では、日本、中国、朝鮮、タイ、ミャンマーなどの各地の漆器を紹介します。
黒漆秋草蒔絵螺鈿提重 | 黒漆楼閣鳥獣人物螺鈿卓 |
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第2室
琉球漆器の歴史
琉球の漆器は中国から技術を学んだといわれ、文様や形に強い影響が見られます。琉球王府は貝摺奉行所を設け、王城などで使用する品や、中国・日本への献上品の製作を行ないました。
緑漆牡丹唐草石畳沈金膳 | 黒漆花鳥箔絵密陀絵盆 |
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第3室
士族の暮らし
正月や盆などの年中行事、冠婚葬祭、仕事やプライベートでの交際など、士族のくらしの中にはさまざまな出来事があります。そうした場面で食器や祭祀用具など、いろいろな種類の漆器が使われ、生活を彩りました。
緑地巴紋御玉貫 | 朱漆山水楼閣箔絵湯庫 |
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第4室
明治~昭和初期のくらしと漆
明治12年、琉球処分によって琉球王府が解体され、貝摺奉行所が無くなると、民間工房での製作が中心となりますます。椀や重箱、菓子器といった製品が、地元の人間や、日本本土から沖縄にやって来た役人・商人といった人々のくらしの中で使われました。また、漆器は地元用だけでなく、日本本土向けに売り出され、沖縄の重要な産業の一つとなりました。
朱漆宝尽蒔絵吸物椀 | 黒漆白粉入 |
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第5室
琉球漆器名品室
琉球漆器の中でも特に優れた作品や歴史的に価値のある作品を展示しています。
朱漆玉取獅子沈金膳 | 黒漆ビードロ入り山水楼閣螺鈿硯屏 |
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会場情報
会期 | 2006年4月25日(火)~10月1日(日) |
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開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) ※金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30分まで) |
観覧料 | 一般150円(120円)、大学生100円(80円)、小・中・高生無料 ※( )は20人以上の団体料金です。 |
休館日 | 月曜日 ※ただし祝日または振替休日に当たる場合は開館します。 |
会場 | 浦添市美術館 |
解説会 | 2006年5月13日(土)、6月10日(土)、7月8日(土)、8月12日(土)、 9月9日(土) ※毎月第2土曜日に開催しています。 ※毎回午後2時から1時間程度行います。 ※参加には常設展観覧料金が必要です。 |
その他 | 音声ガイドを無料でご利用いただけます。 ご希望の方は受付にてお申し付け下さい。 (対応言語:日本語、英語) |
この記事に関するお問い合わせ
企画部 国際交流課
郵便番号:901-2501
住所:沖縄県浦添市安波茶一丁目1番1号本庁4階
TEL:098-876-1258
FAX:098-879-7224
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