記事番号: 1-4590
公開日 2024年04月15日
沖縄県には、猛毒を有するハブが生息しており、年間50人~60人のハブ咬症(こうしょう)患者が発生しています。
気温が温かくなるとハブの行動が活発になり、加えて農作業や行楽等で田畑や山野への出入りが多くなるこの時期に、ハブ咬症被害も多く発生しております。
ハブによる咬症被害は、私たちの注意によって未然に防止することができます。
草刈りやネズミの駆除など敷地内の環境整備を行い、ハブが生息・侵入しにくい環境を整えましょう。
また、田畑や山野、草地等への出入りや夜間に歩行する際には十分に注意するよう心がけましょう。
もし、ハブに咬まれた場合は、激しい動きをしないで、身近な人に助けを求め、早急に医療機関で治療を受けましょう。
沖縄県では、5月1日から6月30日までの間、ハブ咬症注意報を発令し、広く県民や観光客の皆さんがハブ咬症被害を未然に防止するよう呼びかけています。
ハブ咬症注意報発令
期間:5月1日~6月30日
ハブを見つけたら→110番(警察へ)
ハブにかまれたら→119番(消防へ)
ハブ対策について
環境整備をして、ハブ咬症を未然に防ぎましょう
1 隠れ場所をなくす石積みなどの穴を埋める。
不要な木材、産業廃棄物などは野積みせず片付ける。
2 侵入を防ぐ
屋敷や畑の周りをナイロン網のフェンスで囲む。
家の周りを高さ150cm以上の塀で囲む。
3 ゴミなどを放置しない
ハブの餌となるネズミなどが集まらないようにする。
4 空き地の適正管理
空き地やお墓などを所有、または管理している方は、雑草が伸びすぎないように、こまめに草刈りや清掃をする。
農作業時や草刈り時の注意
必ず長靴をはきましょう。見通しの悪い草むらでの作業は、最初に草刈り機を使用し、鎌などによる手作業はできるだけ避けましょう。山歩きやキャンプの注意
草むらを歩いたり、木の洞などの穴の中に手を入れるのは危険です。長靴、ブーツ、防具などを着用しましょう。夜間は懐中電灯を持って行動し、テントのファスナーを閉めましょう。万一に備え、応急措置法、ハブ抗毒素のある医療機関の場所と連絡先を確認しておきましょう。ハブに咬まれたら
1 まず、慌てずに、ハブかどうかを確かめます。ヘビの種類が分からなくても、ハブなら牙のあとが普通2本(1本あるいは3,4本の時も)あり、数分で腫れてきてすごく痛みます。
2 大声で助けを呼び、すぐに医療機関を受診しましょう。
走ると毒の回りが早くなるので、車で病院に運んでもらうか、ゆっくり歩いて行くようにしましょう。
3 病院まで時間がかかる場合は、包帯やネクタイなど、帯状の幅の広い布で、指が1本通る程度にゆるく縛ります。
血の流れを減らす程度にゆるく縛り、15分に1回はゆるめましょう。決して細いヒモなどで強く縛ってはいけません。
恐怖心から強く縛ると血流が止まり、逆効果になることもあります。
ハブトラップ(捕獲器)の設置
お住まいの地域でハブを目撃し、逃げてしまった場合はハブの捕獲器を設置します。ハブの捕獲器は無償で貸出しを行っています。お気軽にご相談ください。
↑浦添市内の住宅地で捕獲されたハブ
沖縄県ホームページ:ハブについて
課 | 市民部 環境保全課 |
住所 | 沖縄県浦添市安波茶一丁目1番1号/本庁5階 |
TEL | 098-876-1715 |
FAX | 098-876-9467 |
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