記事番号: 1-10315
公開日 2024年02月16日
TNRパネル展の開催
浦添市では野良猫による糞尿被害等の減少や交通事故などで命を落とす不幸な猫を増やさない事を目的としたTNR活動事業に取り組んでおります。
TNR活動を広く知っていただくため、以下の日程でTNRパネル展を実施します。
パネル展ではTNR活動の説明や効果、実際の活動の様子をパネルにして分かりやすく解説しております。
ご興味ある方や市役所に足を運ぶ予定のある皆様は、ぜひご覧ください。
日時:令和6年2月16日(金)13時から令和6年2月26日(月)12時まで
場所:浦添市役所1階ホール
TNRとは?
地域の野良猫を「捕獲(Trap)して、不妊去勢手術(Neuter)を施して、捕獲した場所に戻す(Return)」 ことです。飼い主のいないかわいそうな猫をこれ以上増やさないようにする動物愛護活動の一環として行われています。TNRを実施した猫は耳先をカットされ、カットされた耳がさくらの花びらに似ていることから「さくらねこ」と呼ばれ、手術をしているかどうかが一目でわかるようになっています。
TNRの効果
TNR活動を行ったからといって実施後すぐに野良猫がいなくなるわけではなく、身の回りで起こっている野良猫による被害がすぐに無くなるわけではありません。しかし、不妊去勢手術を行った猫は一代限りの命を全うし、それ以上猫が増えることはありません。
TNR実施後のお願い
実施後に身勝手な行為(置きエサ・捨て猫など)により、繁殖可能な猫が流入すると、野良猫の頭数や被害は減るどころか実施前より増えてしまう可能性があります。未手術の野良猫にエサを与える場合は、エサを与える方が不妊去勢手術を施し、野良猫が増えないよう周辺の住環境の保全にご協力ください。
手術を施した猫は、元々住んでいる地域で命を全うできるように、地域で見守っていきましょう。
猫を飼っている方・野良猫にエサをあげる方へのお願い
飼い猫の場合も飼い主の意図しない繁殖等を防ぐために不妊去勢手術を実施し、病気やケガ・周辺への迷惑行動防止のためにも室内で飼いましょう。
野良猫にエサやりをする場合、身勝手なエサやりは周辺への迷惑行為に繋がります。必ず周辺に住んでいる方の理解を得た上で迷惑にならないよう配慮し、エサの片付けや周辺の糞の掃除まで責任をもって行いましょう。
実施状況
市や市民ボランティア団体等が取り組んでいるTNR活動や個人による善意の不妊去勢手術もあり、ここ数年、事故や病気で死亡し回収される野良猫の数は減少傾向です。
しかし、不妊去勢手術をしていない野良猫がいると、事故や病気で死亡する猫の数が再び増加する可能性が高まります。
平成29年度 実施数 30匹(オス17匹・メス13匹)
平成30年度 実施数 56匹(オス28匹・メス28匹)
令和元年度 実施数 55匹(オス27匹・メス28匹)
令和2年度 実施数 92匹(オス45匹・メス47匹)
令和3年度 実施数 67匹(オス38匹・メス29匹)
令和4年度 実施数 65匹(オス22匹・メス43匹)※令和4年分よりボランティア団体実施数を含む。
令和5年度 実施数 265匹(オス136匹・メス129匹)※令和5年12月末現在
回収頭数
TNR頭数
公益財団法人どうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術事業」について
本市では公益財団法人どうぶつ基金の行政枠の無料不妊手術のチケットを利用させていただき、平成29年度より自治会と協同しTNR事業を行っております。
どうぶつ基金並びにどうぶつ基金をご支援いただいている全国の皆様に深く感謝申し上げます。
公益財団法人どうぶつ基金が不妊手術・ワクチン・ノミ駆除薬の費用を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、地域猫活動を行うボランティア団体等と連携してTNR事業を行います。
「さくらねこ無料不妊手術事業」とは、飼い主のいない猫に対し「さくらねこ TNR(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す、その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで、繁殖を防止し、「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ、飼い主のいない猫に関わる苦情や、殺処分の減少に寄与する活動です。