記事番号: 1-9804
公開日 2023年12月08日
会社概要
所 在 地:沖縄県浦添市勢理客4丁目15番15号
業 種:一般貨物運送業
業務内容:ロジティクス・プランニング、物流コンサルティング、物流包括受注(ソリューション事業)、商物流プロバイダー
従業員数:586名(2023年4月現在) 男女比:男性8割 女性2割
創 立:1981年(昭和56年)9月1日
ワーク・ライフ・バランスの取り組みについて取材しました!
人事課の登野城さん(左)と令和5年度入社のお二人
◆ワーク・ライフ・バランス認証制度導入のきっかけは?
新入社員の採用に取り組んだのがきっかけでした。2015年に会社として本格的に採用活動を始め、高校や大学を卒業して初めて社会人になる新入社員は。社会人とはどうあるべきなのかをこれから学んでいくため、会社として受け入れ体制や働く環境を整えていかなければいけないと考えたからです。
また、合同企業説明会に参加申し込みをする際に、各種認証制度取得のチェック欄があり、以前から気になっていたところ、社員の中で「男性育休を取得したい」という声があがってきたことも認証に向けての取り組みを進めたきっかけです。
その方が声をあげてくださったので、人事課でもそれに対応できるよう、現場でも休める体制を整えていきました。その方が第1号で男性育休取得者となり、そこから育休を取得する方が増え、現在に至っています。
◆実際に導入してどうでしたか?
おきなわ企業ナビ等の求人掲載時や合同企業説明会の申込み時で企業のアピールポイントのひとつとして活用できているため、これまで実施していたことが認証という形で評価されたのはとても嬉しいことだと思います。
◆ワーク・ライフ・バランスを取り入れた成果は?
育休取得率は、女性は100%、男性が20%となっています。男性については、奥様が出産を控えている方を対象にしたもので、人数にすると5名になります。そのうちの、1人は1年間育児休業を取得しています。
また、年次有給休暇の平均取得率は7.5日で、上司が部下の年休取得率を把握できるような仕組みを取り入れており、あまり取れていない人には取得するよう声かけをしています。
◆運送業というと男性のイメージがあるのですが女性ドライバーもいるんでしょうか?
昨年、採用された高卒の女性2人がドライバー職を希望し、免許を取得後、現在は独り立ちして仕事に励んでいます。女性ドライバーが少ない中で、頑張っている彼女たちの姿は、お客様からの評判もよく、彼女たちの励みにもなっています。また、彼女たちを見て”ドライバーになりたい”という人も出てきており、すごくいい効果がでています。
◆今後の目標は?
現在、ドライバーの時間外がある状況なので、そこをまずは削減・改善することと、女性や高年齢者、障がい者の方でもそれぞれの得意分野を発揮し、活躍できる環境整備をしていくことです。
物流は生活する上で欠かせない仕事ですが、弊社としてはまだ取り組めていない課題もありますので、社員が今よりも働きやすく、一人ひとりが輝けるような環境を整えていきたいと考えております。
働く社員さんにインタビュー☆彡
育児休業を取得し、復帰した宮城さん(2019年採用)
◆育休に入る前に大変だったことなどはありますか?
妊娠初期には、体調不良でお休みをいただくことが多く、上司に相談した際「今は休んでも大丈夫。この先復帰してから頑張ったらいいよ」と言ってもらえ、業務についても体への負担が少ないところへ配置換えをしていただいたので、気持ちが楽になりました。
◆復帰する際に不安はありましたか?
復帰の際は、通勤距離が近く、業務量も配慮がしやすい部署へ異動させてくれたため、不安はありませんでした。また、現在は時間短縮勤務で保育園や家庭とも両立しやすいような時間帯で勤務しており、仕事だけでなく、育児もしながら働ける環境を作っていただいてとても感謝しています。
◆今後の意気込み
今後は、育児が落ち着いたら自分の仕事をしっかり自分で完結できるよう、フルタイムで働きたいです。今はまだ、周りに頼る部分もありますが、できることから少しずつ頑張っていきたいと思います!
株式会社あんしん 独自の福利厚生について
●慶弔休暇・慶弔手当の支給
●健康診断オプション項目料金の補助
→健診項目についても拡充しており、従業員の健康管理をしている
●定期的な栄養会の実施
●作業員へのクーラージャケット支給
→倉庫などの作業場は常温となっており、熱中症対策として支給
●製氷機の設置
その他ワーク・ライフ・バランスの取り組みの効果
●資格取得支援制度
→トラック運転や倉庫の作業に必要な免許や資格を業務内で取得できるよう支援(受験料も会社負担)
●人事管理システム・健康管理システムの導入
→システムを導入することで、残業時間を削減
●年次有給休暇は半日休から取得可能
代表者メッセージ(代表取締役社長 照屋 勝士)
1965年の創業より『人材(財)は宝!』『企業は人で育つ』の信念のもと、常に従業員と向き合い、社員の幸福を最優先に、従業員一人ひとりの能力を発揮できる環境を作ることを目指し進めてきました。
企業と従業員の関係は、『共存共栄』。お互い様の関係を基本に、これからの時代は、益々人を大切にすることが重要になってくる中で、今回、ワーク・ライフ・バランス企業認証をいただきましたが、従業員のためにできることはまだあり、その努力を続けていくことが経営者の使命であると感じています。
また、我が社が目指す先には、地域社会と共存・社員の幸福、成長があって企業の発展があると考えています。今後、制度を定期的に見直し、多様化する現代社会の時代やニーズにマッチし、従業員の要望に適した制度を作ることが重要と捉え、地域社会から必要とされ、愛される企業を目指します。
創業時に実際に使用していたトラック