記事番号: 1-10827
公開日 2022年11月28日
浦添グスクの城壁(約600年前)が姿をあらわす!
10月から進めている国指定史跡「浦添城跡」(浦添グスク)の発掘調査で、いまから600年ほど前の城壁が姿をあらわしました。確認した城壁は長さ30m、高い所で2.5mほどが残っており、沖縄戦や戦後の採石等で破壊された浦添グスクですが、土の中に良好な状態の城壁が残っていました。想像以上に残りが良く職員一同驚いております。
石の積み方に注目!
浦添グスクの城壁は長方形に近い形の石を積み上げる、「布積み」という技法で造られています。積み方をよく観察すると個々の石が重箱を重ねたように積み上げており、石と石の間の目地が縦に通っている様子を確認することができます。
このような積み方は布積みのなかでも比較的古く、14世紀後半の城壁と考えられています。城壁の積み方は時代とともに変化するので、他のグスクと比べると面白いと思います。
石積みが縦に目地が通る様子
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