記事番号: 1-5420
公開日 1900年01月01日
浦添市では、住民台帳ベースでの人口データを月次で公表しています。浦添市の企画部企画課ウェブサイト(https://www.city.urasoe.lg.jp/article?articleId=61c905261b03f21e599644ef)をみてみると、商圏分析を行なう際に重要な指標となる人口動態のデータが時系列かつ年齢階級別で多くあり、どなたでのアクセスできるようになっています。それらデータを一部抽出すると、図表1のとおりです。さまざまな用途で利用でき、たとえばご自身のお住まいの地域、またはこれから転居したい地域、開業したい地域の個性を把握することができます。
図表1:集落別年齢階級別の人口 (平成27年9月末)
人口動態データをグラフ化してみると、浦添市全体のみならず市内集落における個性がみえてきます。たとえば、「ワカモノが多い(多く住む)エリアはどこなのか」、はたまた「働き盛りの方々はどのエリアに多く居るのか?」、もしくは「シニア層は・・・?」などと、商圏分析を行なう場合に各集落の個性を読み解くことができます。さらに、別途で周辺の交通利便性、教育機関(学校関係)や介護施設などの事業所データなどと併せてみることで、各エリアの個性を深く把握することもできます。
図表2:集落別年齢階級別の人口グラフ (平成27年9月末)
魅力のある地域とは、さまざまな要素が複合して存在する地域だと言えます。直近の「日経ビジネス(2016年01.25 No1825)」をみると、「活力ある都市ランキング」が特集されており、働く世帯2万人へのインターネット調査結果などを踏まえると浦添市は29位と首都圏に交じり、上位にランクインされています。居住者からみて住みよい町は、魅力があり、他地域をも牽引する力を持っていると考えられます。次回からは人口データ以外に事業所データなどを用いてさらなる魅力をお伝えしたいと思います。