県外渡航による保育や検診の制限について

記事番号: 1-12426

公開日 2021年08月27日

ご意見

0歳の子供を認可保育園(○○○園)に入れています。大阪へ帰省することを考えていると園に話したところ、帰沖後にPCR検査を受けてほしいと言われました。これは浦添市からの要請との説明です。この検査の目的を教えていただけますか?
多くの場合、ウイルスに曝露後5~7日程度で発症し、発症の前後でウイルスの検知が可能なはずです。3日程度帰省し、帰沖後すぐ那覇空港で検査を受けて仮に陽性が出たとすると、それは帰省前に沖縄県内で感染していたと考えるのが自然ではないでしょうか?政府からは帰省前に検査を受けましょうと呼びかけがありましたが、その通りで、帰省先にウイルスを持ち込まないことと、帰省先や移動時の感染対策が大切なのではないでしょうか。なぜ帰省から戻ってからの検査をお願いされるのかよく分かりません。全国ワーストの感染率である沖縄から帰省するのですから、尚更です。
保育園の園長からは今後帰沖後に登園の自粛をお願いすることもあり得ると言われました。これはもはや都心部に対する差別ではありませんか?(一時期他県ナンバー狩りが問題視されていましたがそれと同じではないでしょうか)
また、保育園たけではなく、乳児検診でも県外に渡航した人は受けられないとの運用をされているようですが、これはどういった理由からでしょうか?これだけ感染爆発している地域でそのような運用をしていることに疑問を感じます。2週間以内に大人数で会食をした人は受けられない、登園できないとした方がよっぽど感染拡大予防になりませんか?
県外に渡航することにどの程度感染リスクがあるのか、科学的な根拠はあるのでしょうか。厚労省のHPを見ても感染リスクの高い場面などが紹介されていますが、そのような記載は一切ありません。
一律に県外渡航者は行政サービスを受けられないとするのは問題だと思います。もう少し科学的根拠に基づいて定義していただけないでしょうか。例えば沖縄よりも流行している地域に渡航した場合、感染リスクの高い行動をとった場合など。また、ワクチン接種を済ませた人に対してはそのような制限を課さないなどの区別も必要かと思います。ご検討お願いいたします。

以上です。

回答

平素より本市の保育行政にご理解ご協力賜り感謝申し上げます。
○○様のご意見につきましてお答えいたします。
【保育園に関すること】
本市では、国や県の通知を参考に市独自の感染症予防ガイドラインを作成し、保育施設における感染対策に取り組んでございます。現時点で県外渡航を理由にしたPCR検査や登園自粛要請はしておりませんので園に対し、改めて周知・指導をしてまいります。しかし一方で、沖縄県対処方針(※1)では帰沖後のPCR検査の要請が出ていることを申し添えます。
【乳児検診に関すること】
本市では沖縄県対処方針(※1)を参考に健診受診の制限を運用しており、県外渡航歴のある方にはPCR検査を受けていただく代わりに、ウイルスの潜伏期間であるといわれる2週間を目途に受診を控えていただくようご協力をお願いしているところです。なお、個別にご相談がございましたら、ご案内日以外の別日程でも健診受診ができるよう臨機応変な対応も行っております。
また、ワクチン接種を済ませた方に対する柔軟な対応につきましては、ワクチンを2回接種した方でも感染事例が見られること、乳幼児はワクチン接種の対象ではないことなどの状況も踏まえ、慎重に検討する必要があると考えております。
末尾になりますが、沖縄県内の感染状況は日々めまぐるしく変化しており、引き続き沖縄県対処方針や感染状況等を注視しながら、適宜、運用見直しを行い、安心・安全な保育の提供と健診受診ができますよう改善に努めてまいります。
 この度は、貴重なご意見を誠にありがとうございました。

※1【沖縄県対処方針】一部抜粋
『【感染急拡大を食い止めるための対策について】③都道府県間の移動・往来は自粛すること。特に現地での接触が多い、出張・帰省は控えるようお願いします。』及び『【県民及び県内に滞在している皆様への要請】都道府県間の移動・往来は自粛すること。やむを得ず往来する場合は、必ず事前(3日前程度)にPCR検査を受検し、現地での会食を避け、帰沖後速やかにPCR検査を受検し1週間は家族以外の方との会食を控えること。』

この記事に関するお問い合わせ

こども未来部 こども未来課
郵便番号:901-2501
住所:沖縄県浦添市安波茶一丁目1番1号本庁2階
TEL:認定係 098-876-1281、教育・保育係 098-876-1705、給付係 098-876-1706
FAX:098-879-7190
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