記事番号: 1-4929
公開日 2009年02月17日
当然、全ての業者が悪質であるわけではありませんが、ご自分の責任において判断して購入を検討してください。また、少しでも迷いやおかしいなと思う点がございましたら、水道部までご一報下さい。
例1.水道法改正に伴って浄水器の購入を勧められる。
今回の水道法改正は小規模タンク設置者に管理義務を課すことが今までと違うところです。大まかに言えば、アパート等の賃貸建物のタンクの所有者に「タンクの清掃及び管理をしてください」「定期的に水質検査をしてください」の2点を義務づけるということです。いくら質のよい水が給水されているとしても、いくら高価な浄水器を購入してもタンクの中が不衛生(藻の発生、ゴミがたまっている等)だと水質の悪化を招き病気の原因になることがあるからです。
業者の中には“浄水器を購入しなければ水質が良くなりません”などと不安をあおって購入させるという事例もあります。
まずはタンクの清掃から取りかかり水質の確保を行ってから付属機器の購入を考えても良いのではないでしょうか。不安な時は水質検査業者に依頼しましょう。
例2.水道法改正に伴ってタンクの購入を勧められる。
現在、沖縄県で良く目にするタンクにFRP(繊維強化プラスチック)製のものやステンレス製のもの、コンクリート製のもの等があります。ところが、タンクを扱っている業者の中には「その製品では材料の成分が溶け出して人体に悪い」等と言葉巧みに別のタンクに交換を勧めることも・・・。もし、仮に無料の水質検査などと称して検査した結果、危険だと言われたのであれば、まず別の水質検査業者に水質検査を依頼してみることも選択肢の一つです。検査業者の検査を受けた後、基準値と比較してみてあまりにも超過しているのであればその時に納得して交換できるのではないでしょうか。