浦添で学んだこと、南米に伝えます! 平成26年度南米移住者子弟研修生 修了式・送別会

記事番号: 1-3512

公開日 2014年12月25日

 平成26年度南米移住者子弟研修生受入事業で今年7月に来沖し研修をスタートさせた比嘉エリサさん(ペルー)と大城ブルーナさん(ブラジル)が、約5か月間の研修を終え、12月に帰国しました。沖縄滞在中は、日本語や文化研修に励むだけでなく、市民との交流を積極的に行い、移民や海外について伝えました。そんな2人の研修や沖縄滞在の様子を紹介します。



研修報告書(training report)はこちら → 研修報告書[PDF:10MB]



修了式・送別会



 12月3日、研修の修了式と送別会が行われ、市長からは修了証書が授与されました。送別会では、琉球舞踊や三線の披露や生け花や書道の展示をしました。お世話になった親戚や講師の方々、企業訪問受け入れ先、友人が見守る中、研修の成果を発表しました。市長からは「この研修が母国と浦添市とを繋ぐ架け橋として活躍してほしい」と激励の言葉が送られました。また、研修でお世話になった身元保証人、文化研修受入先、企業訪問受入先の皆様に感謝状が贈呈されました。



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▲琉球舞踊「かなよー」                                   ▲琉球舞踊「かぎやで風」



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▲みなさんが見守る中成果を披露しました。                  ▲三線も弾けるようになりました。



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▲沖縄での思い出を紹介                                ▲お世話になった皆様



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▲身元保証人の皆様と一緒に



感謝状贈呈(文化研修・企業訪問受入先)




































文化研修 琉球舞踊
柳清本流 和華の会 師範 前田 文子 様

三線 琉球古典音楽野村流保存会 師範 幸地 光男 様
書道 龍賓沖縄書道会 副会長 大城 碧鳳 様
生け花 嵯峨御流 比嘉 絹甫 様
企業訪問 沖縄コカ・コーラボトリング株式会社 代表取締役社長 髙橋 俊夫 様
有限会社 マルキヨ製菓 代表 友利 正雄 様
浦添市立前田幼稚園 園長 平井 りい子 様


 



研修スケジュール



 研修生は、午前は日本語研修、午後は文化研修を受けました。






























 
午 前 日本語 日本語 日本語 日本語 日本語
午 後 市 役 所 琉球舞踊 市 役 所 書   道 
三線・生け花



 



文化研修



 研修では、三線、琉球舞踊、書道、生け花を学びました。ほとんどが初めての経験です。琉球舞踊では、体の動かし方や歩き方から学び、「かぎやで風」と「かなよー」が踊れるようになりました。沖縄の古典音楽が好きな2人は、三線も一生懸命学びました。書道では、初めて持つ筆の走らせ方に戸惑いながらも、だんだん上手になり、今では「浦添」と書けるようになりました。生け花では、花の配置を学び、文化祭に出店することができました。先生方のご指導の下、5か月間で見違えるほど上達しました。



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企業訪問研修



 日本の産業や経済について理解を深めてもらうため、研修生の希望する分野で企業訪問を実施しました。エリサさんは商品の製造過程に関心があり、「沖縄コカ・コーラボトリング株式会社」と「有限会社マルキヨ製菓」に受け入れていただきました。ブラジルの幼稚園で働いていたブルーナさんは、「前田幼稚園」での研修を希望し、日本の幼稚園業務を学びました。 



※詳しくはこちらからご覧いただけます。 → 平成26年度南米研修生企業訪問



 



地域との交流



~ イベントへの出店 ~



 研修生は、沖縄滞在中に地域との交流を通し移民や南米について伝えました。8月に開催された「ものづくり体験フェア in サンシルク」や「おきなわ国際協力・交流フェスティバル」に出店し、南米のおもちゃ作りを紹介しました。始めは、日本語で上手く説明できるか不安でしたが、だんだん慣れていき、楽しみながら交流することができました。



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▲日本語で上手く説明できるか不安でしたが、だんだん慣れてきて楽しく交流できました。



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▲リャマ作り(ものづくり体験フェア)                               ▲ブラジルのおもちゃ「バイエベン」(ものづくり体験フェア)



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▲浦添市のブース(国際協力・交流フェスティバル)               ▲スペイン語の紹介(国際協力・交流フェスティバル)



 



~ 南米にも浦添があります ~



 南米で今でも受け継がれている浦添・沖縄文化を知ってもらおうと、ブルーナさんの出身地である城間とエリサさんの出身地である小湾で交流しました。城間では、敬老会に参加し、三線とエイサーを披露しました。南米で生まれ育った2人が上手にエイサーを踊り三線を弾くと、来場者の方は驚くと同時に、遠く離れた場所でも沖縄文化が守られていることを感じました。



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▲エイサーを披露しました。                                ▲地域の方と交流しました。



 



 小湾では、老人会を訪問し、移民についてプレゼンテーションを行い、先祖が移民した経緯やペルーやブラジルの浦添市人会の活動の様子を紹介しました。老人会の方からは、「地球の裏側に、こんなにも沖縄へ想いをはせている人たちがいることが分かった。」との感想がありました。



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▲移民や南米についてのプレゼンテーション                   ▲熱心に聞く老人会のみなさん



 



~ 子供たちに伝えたい ~



移民についてあまり馴染みのない若い世代にも移民について紹介しようと、浦添小学校と宮城小学校の放課後子ども教室に参加しました。一緒におもちゃを作ったり、スペイン語のカルタ遊びをしたりして交流し、海外の文化を伝えました。研修生の2人は「私たちは沖縄で学んで、そして、沖縄の人たちに海外のことを教える。これはとても大切なこと。移民について伝えることができてとても嬉しい。」と語りました。



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▲南米のおもちゃ作り                                    ▲スペイン語のカルタ遊び


この記事に関するお問い合わせ

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住所:沖縄県浦添市安波茶一丁目1番1号本庁4階
TEL:098-876-1258
FAX:098-879-7224
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