記事番号: 1-5772
公開日 2016年06月06日
男女共同参画社会、考えてみませんか
「男だから」「女だから」
昔、ランドセルの色と言えば、男の子は黒色、女の子は赤色と2色で分けられていたのが普通でした。
しかし、今では青色、緑色、黄色、オレンジ色、ピンク色などランドセルのカラーは実にバリエーション豊富であり、男の子も女の子も自分が好きな色のランドセルを選べます。
こうした社会的に後付けされた性別役割「男だから」「女だから」という考え方やイメージをジェンダーといいます。
男女共同参画社会とは
男だから女だからという理由だけで、やりたいことができなかったり、選択肢が狭められたりして個人がその持てる能力を十分に発揮できないこともあります。それは結果として、社会の豊かさや活力を失わせることにもつながります。
これまでの女性と男性の関係は、必ずしも対等とは言えず、社会的に女性の地位は低い状況に置かれてきました。また、男性の方は仕事に追われ、家庭や地域との関わりが希薄になるなど、人間らしい生活ができにくい状況が生じています。
男女共同参画とは、「男だから」「女だから」といった性別やジェンダーによる固定概念に促われず、男女がお互いに対等なパートナーとして尊重しあいましょうという考えです。 家庭、地域、学校、職場など社会のあらゆる場面で、ともに考えて、ともに行動し、喜びも責任も分かち合える社会が浦添市が目指す男女共同参画社会なのです。
男女共同参画推進行動計画
平成11年6月23日に交付・施行された「男女共同参画社会基本法」に基づき、国、県、市町村は、それぞれ男女共同参画計画を策定し、女性にとっても男性にとっても生きやすい男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを行っています。
長時間労働を見直し、家庭生活や地域活動等に参画しやすい仕事と生活の調和、いわゆる「ワークライフバランス」は、これからの重要な課題です。
浦添市では、そういった課題に取り組み、男女共同参画社会の実現のために、浦添市男女共同参画推進ハーモニーセンターが中心となって、男女共同参画社会推進のための啓発講座や書籍・パネル等による情報提供を実施しています。
一皿から広がる新しいかたち
浦添市は、男女共同参画社会基本法に定められた基本理念に基づき、浦添市の実情にあった行動計画「第2次浦添市男女共同参画行動計画〜てだこ女男プラン」を策定し、男女共同参画のための取り組みを実施してきました。
計画の中では、市民と行政のワークショップから提案された「メンズキッチンデー」が市民と行政が協働するアクションプランとして位置づけられました。男性がキッチンに立つことで家事ができるようになり、料理や買い物を通して仲間が増えるなど、“一皿から広がる新しい関係”をスローガンに男女が助け合える家庭・地域・職場づくりをねらいとし、実践してきました。
今年度は、平成27年12月末に決定された国の第4次男女共同参画基本計画を基に、これまでの実績を検証し、「第3次浦添市男女共同参画行動計画」を策定します。
地域で楽しく活動しています
浦添市には、地域で楽しく活動しながら男女共同参画社会づくりを目指す組織「浦添市女性団体連絡協議会」があります。 市内の各種女性団体で組織され、研修会や講演会、情報交換会のほか、てだこウォークでの炊き出しや各種イベントへの協力など精力的に活動しています。
平成28年度の加盟団体は
- 浦添市更生保護女性会
- 浦添市婦人連合会
- 浦添市母子保健推進員連絡会
- うらそえ「女性の翼の会」
加盟団体を随時募集中です。問い合せは 浦添市女性団体連絡協議会 電話 098-874-5711 まで。