記事番号: 1-740
公開日 2016年08月08日
自転車ロードレース:醍醐味が味わえた6時間
内間康平選手(市大平出身)が新城幸也選手とともに出場したリオデジャネイロオリンピック自転車個人ロードレースが、8月6日午後9時半(日本時間)に開催されました。
日本代表2名のうち、新城選手は先頭から遅れること9分38秒の6時間19分43秒でコースを走りきり、27位でレースを終えました。
大会コースは厳しいアップダウンコースを3周する2箇所のループを含み全長237km弱の距離。暑さで水分補給をする選手も多く、またコースの一部は未舗装となっており、タイヤに対する負担を考えつつコースを選ぶ必要もあり、普段、自転車ロードレースを見る機会が少ない人にとっては画面からレースの厳しさが伝わる迫力あるレースでした。
内間選手は2名で構成される日本チームの中で、エースの新城選手をアシストする役目を担い、先導役となって風除けをし、コース脇に控えるスタッフから給水ボトルを受け取り新城選手に届けるなど、その役割をしっかりと果たしたそうです。
未舗装部分などの影響か自転車にトラブルを抱える選手も見受けられ、レース中はタイヤ交換や自転車を乗り換えるシーンも多く、レース全体はタフな戦いに終始。内間選手も自転車にトラブルを抱えるなど厳しい場面があったようです。
それでも懸命にレースを続ける中、レースも4時間を超えた頃、内間選手はPOELS Wout選手(オランダ)と接触するトラブルに遭い、残念ながら結果的にはこのトラブルが要因となり途中棄権となったようです。
レースは最後の最後までもつれこみ、当初は4分以上も差のあった先行と後続集団との時間差を登りのコースを使いながら一気に詰めるものの、ループ2の下りコースでトップ集団の選手が接触事故などで脱落。MAJKA Rafal選手(ポーランド)が一気に抜け出し、2位グループとの差を10秒以上保ちゴールするかのように見えましたが、スパートをかけたFUGLSANG Jakob選手(デンマーク)とVAN AVERMAET Greg選手(ベルギー)が残り1.4km弱の地点で追いつき、最後はゴール目前にラストスパートでライバルを振り払い、VAN AVERMAET Greg選手が見事優勝を果たしました。
内間選手は初めてのオリンピック出場を終え、既にオリンピックのレースを制するべく新たな目標を定め、「欧州で走って力をつける」と次のステップに向け走り出そうとしています。
2020年、次回はいよいよ東京オリンピック。東京の舞台での内間選手の活躍に期待しましょう。
結団式の様子(内間康平Official Websiteから)
いよいよ迫るリオ五輪。本番は8/6(土)!!
8月のカレンダーに入り、いよいよリオデジャネイロオリンピックが迫ってきました。
内間康平選手も自転車男子個人ロードレースの代表として結団式に臨み、事前合宿を終えて現地入りするようです。自転車競技はオリンピックの先頭を切って、開幕となる8月6日(土)の朝(現地時間)の開催。日本とブラジルとでは12時間の時差があるということで、レースは夜の開催となってしまいます。
ライブ配信が行なわれます!
2020年には東京オリンピック開催を控え、NHKではテレビメディア以外での放送同時配信を試みようとしています。
放送同時配信(実験)について
リオデジャネイロオリンピックでは、総合テレビ・Eテレで生放送する番組の中から、開会式・閉会式を始め、注目競技の決勝種目を中心に、試験的にインターネットでも同時に配信を行う「放送同時配信(実験)」を行います。
※これは、総務大臣に認可を受けた「放送法第20条第2項第2号および第3号の業務の実施基準(インターネット実施基準)」に基づき、NHKのインターネットサービスの改善・向上に役立てるため、「試験的提供A」として実施するものです。
どなたでもご利用可能です。PCでは特設サイトで、スマホ、タブレットならNHKスポーツアプリからご覧いただけます。(NHKの案内のページ)
そのインターネットを活用し配信される競技の中に、内間康平選手が出場する自転車男子個人ロードレスが配信予定となっています。
(NHKのライブ配信サイトから)
自転車男子個人ロードレスがライブ配信される時間は、『8月6日(土)の午後9:20からスタート』と案内されています。お時間に都合がつく方で、インターネット配信を閲覧できる方は、ぜひ画面を通じて内間康平を応援してください。
なお、録画による放送は、翌8月7日(日)の午後3時から、NHK-BS1にて放送予定となっています。
いよいよ世界の舞台へ。内間康平選手、リオ五輪日本代表に!
去る3月17日、日本自転車競技連盟は今年8月に開催されるリオデジャネイロオリンピック(リオ五輪)の自転車競技・男子個人ロードの日本代表候補選手として、新城幸也選手、内間康平選手の2人を選出しました。
内間選手は浦添市大平出身の27歳。北中城高校で自転車部主将として好成績を残し、ジュニア日本代表にも選出されるるなど活躍。現在はブリヂストンアンカー サイクリングチームに所属し、海外のレースを舞台に活躍しています。
内間選手は、昨年開催されたツアー・オブ・タイランドでステージ優勝し、リオ五輪の日本代表枠確保に貢献するなどし、自ら世界への道を開きました。オリンピックは初出場となります。
5月16日にはご家族・関係者の皆さんと松本市長を表敬。これまでの競技に対する姿勢やリオ五輪に懸ける想いを語り、松本市長も市民を代表し内間選手を激励しました。
内間選手の出場する自転車競技「男子個人ロード」の開催日は、8月6日(土)。皆さんの声援を内間選手に届けましょう!
5/17には壮行会も開催。
県勢独占となった自転車競技・男子ロード。関係者もこれを高く評価しており、5月17日には壮行会も開催されました。
広報うらそえでも特集します
広報うらそえ誌面でも、内間康平選手にお話を伺い、リオ五輪への意気込みなどお伝えしてまいりますのでお楽しみに。