記事番号: 1-1186
公開日 2016年11月25日
震えるほどの感動を胸に刻み
5年に一度の開催となる世界のウチナーンチュ大会。6回目の今年は世界の28の国と地域から約7300人ものウチナーンチュがこの地に集い、10月26日(木)から30日(日)までの4日間、参加された多くのウチナーンチュが肝(チム)を熱くし、震えるほどの感動をその胸に刻みました。
期間中、様々な催し物が繰り広げられる中、28日(金)、浦添市ではウラシーンチュ(市出身者)を歓迎するバスツアーと歓迎会を企画・開催し、多くの笑顔と再会の喜びで満ち溢れました。
日中開催されたバスツアーでは、浦添グスクから浦添市を一望し、市内のスポットを周りながらガイドによる浦添の歴史や風習、当時の暮らしぶりの話に耳を傾け、祖父母や親類が語ってくれた自身の記憶に残る浦添の姿を再確認。美術館に展示されている民具や企画展『なつかしき昭和の思い出展』のパネルを見ると、「私もこんな風に兄弟をおんぶしていたさー」と自らの思い出を重ねるなど、参加者同士でそれぞれの体験談を語り合い、感慨深げな表情を浮かべていました。
その晩の開催となった「歓迎の夕べ」では、市内外から駆けつけた親戚や友人、市関係者全体の拍手で迎えられ、懐かしい顔を見つけると久しぶりの再会に固い握手や抱き合う姿などが会場内の各所で見られ、場内は温かい空気で包まれました。
オリオンビールや久米島の久米仙を片手に弾む会話、子どもたちも美味しい料理の数々を笑顔で頬張る中、ウラシー民間大使4名の承認、琉舞、三線、ミュージカル「尚寧王」、太鼓演舞に拍手を送り、場内を獅子が舞い始めるや熱気は一気に最高潮へ。会のフィナーレとなるカチャーシーでは参加者が立ち上がり、三線と太鼓の音色に合わせ会場が一体となって踊りました。
自身のルーツを知り、ウチナーンチュ・ウラシーンチュとしての誇りを再認識し、「家族」の絆を深めた今大会。
5年後の再会を誓い合い、「いってらっしゃい」「またね」との声が飛び交う中、ウラシーンチュの皆さんは満面の笑顔で各々の活躍の場へと旅立ちました。
グランドフィナーレの様子から