記事番号: 1-6141
公開日 2016年11月25日
どこまでも続く空と海。母国との架け橋に
本市では、浦添市から南米へ渡った移住者の子弟を、昭和63年より毎年研修生として受け入れています。日本語研修や、琉球舞踊、三線、書道、華道といった文化研修のほか、市民との様々な交流を通して、ルーツである沖縄・浦添について学んでいます。
今年度は、5年に一度の「世界のウチナーンチュ大会」が開催されるにあたり、10月19日から2週間に渡って、過去に浦添市で学んだ研修生を中心にフォローアップ研修を実施しました。ウチナーンチュ大会に参加したり、世界のウラシーンチュ歓迎イベントで翻訳・通訳として活躍したほか、各国市人会が抱える課題についてディスカッションするなど自主的な課題活動にも取り組みました。また、仲西小学校放課後こども教室や琉球大学の学生との交流、城間テービー大綱引にも参加し、地域との交流を深めました。
今後は、研修で学んだことを各国の浦添市人会に持ち帰り、世界のウラシーンチュを繋ぐ「架け橋」としての活動が期待されています。
研修を終えて感じたこと〜母国へ伝える〜
佐久田エンリケ アンドレスさん
【アルゼンチン】
短かったけど本当に良かった!みんな優しくて色々な経験ができたので嬉しいです。研修の活動と大会のイベントも多かったので課題を頑張りました。
沖縄に来て分かったこともたくさんありましたので、現地の沖縄県人会では2週間で学んだことを伝えたいと思います。
次回のウチナーンチュ大会も行き、家族にも感動を見せてあげたいです。
自分のウチナーンチュの誇りが強くなりました。イッペーニフェーデービル!
又吉パトリシア ノエミさん
【アルゼンチン】
ブラジル・ペルー・アルゼンチンの市人会の課題についてディスカッションしました。 研修生同士での経験を聞けて、とても面白かったです。
ウチナーンチュ大会はとても凄かったです。母国で写真とムービーを見せ、学んだ事を伝えたいと思っています。
親戚や友人と会えてうれしかったです。またいつか沖縄で会いたいと思っています。
皆さん、心から感謝しています。イッペーニフェーデービル!どうもありがとうございました。
宮城 大城 エミリ 乃恵さん
【ペルー】
今までの人生の中で、一番楽しい経験でもあり、とても勉強になりました。言語の壁にも関わらず「ウチナーンチュの気持ち」を感じることができました。
母国に帰ったら「ぜひ沖縄に行ってください!」と伝えたいです。
沖縄は歴史、食文化、美しい芸術がいっぱいで、沖縄の人はとても親切でした。
次のウチナーンチュ大会に向けて琉球國祭り太鼓のメンバーとして頑張ります!
与座 光石 ナタリア マルセラさん
【ペルー】
この2週間の研修でたくさん学びました。沖縄の歴史文化は面白かったです。
三線と踊りはとても好きでした。ペルーでも学びたいと思います。
日本語は難しかったですが、他の研修生が助けてくれました。沖縄に住んでいる親戚に初めて会いました。とっても親切です。
次回の世界のウチナーンチュ大会にも参加したいと思います。
仲程さゆり リアナさん
【ブラジル】
平成10年以来、久しぶりに浦添市役所を訪れると当時の記憶を思いだし、感動を覚えました。
日本語はとても難しく、研修生とのディスカッションで思うように話せなかったことがとても悔しくて日本語をもっと勉強したいと思いました。
日本で学んだことをブラジルで伝えたいと思います。ありがとうございました!
研修の様子から…