【特集】このまちで世界に触れる。(29.11)

記事番号: 1-3249

公開日 2017年11月01日

子どもと触れ合う



Experience the world in Urasoe City.



東京オリンピックまであと3 年。

世界はどんどん近くなり、

市内のあちこちで外国人の姿を見かける機会も増えました。

今月は、浦添市の国際交流を特集。

身近な国際交流で、世界にトモダチを作りましょう。

 



沖縄国際センター外観



ロビーの様子

 



 前田小学校のすぐ近く。小高い丘に見える赤瓦の建物「JICA沖縄国際センター」をご存知でしょうか。毎年約100の開発途上国から農業やIT、保健福祉、環境について学ぶ研修員約500人を沖縄に迎えています。

 国際交流という視点から、沖縄国際センターの河崎充良所長にお話を訊きました。

 



川崎充良所長

沖縄国際センター所長 川崎充良(かわさき・みつよし)さん



ゆし豆腐づくり体験

 



 JICA沖縄は法律(沖縄振興特別措置法)の中で、沖縄国際協力の推進に貢献をするよう定められています。過酷な戦争体験を有する沖縄から国づくりを担う人材を育て、同時に平和の大事さに触れてもらい、平和を考える・平和を発信することが、我々JICA沖縄の使命だと思っています。

 センターに来た研修員は、例えばミバエ駆除に関する技術や知識をここで学び、母国に帰国しても第一線で活躍できるよう育成をしています。

 と同時に研修員は滞在中に沖縄の各地を訪れたり、地域のイベントにも参加し、沖縄の文化を全身で体験しています。特にこの前のゆしどうふづくりは大好評でした。おいしかったと聞いていますし、何より地域の方々との交流が楽しかったそうです。

 



スポーツ交流



OIC食堂

 



 また、JICAではお互いの価値観や生活・文化を尊重し、交流しながらその国の社会が抱える問題に取り組み、経済や社会の発展に貢献することを目的とした『JICAボランティア』を募集しています。沖縄からは派遣開始から今年9月までに545人が派遣されており、日本が持つ技術や経験を伝えることで開発途上国の人々に役立ててもらっています。



 沖縄国際センター内には市民の人も利用できるOIC食堂があり、大人気です。その他、民族衣装の貸し出しや図書資料室もあります。ぜひ、多くの市民の皆さんにセンターに足を運んでいただき、世界で今何が起こっているのかを感じてほしいと思います。

 



JICAが見せる、国際交流の“形”



 JICA の事業に参加し、ナイジェリアから来たフィリブス・ダニエルさんと沖縄から出発した湊直(みなと・なお)さん。

 二人は異国の地で何に触れ、何を学んできたのでしょうか。

 



フィリブス・ダニエルさん

ナイジェリア出身 地域保健システム強化による感染症対策コース(B)

Filibus Daniel(フィリブス・ダニエル)さん

 



 私が研修に参加することを決めたのは、配属先から「地域の保健システムに特化した研修を日本で受けてみないか」と勧められ、自分の保健の知識をもっと高められる、これはチャンスだ!と思ったからです。日本で得た知識が配属先や国に貢献できるかもしれないとワクワクしながら沖縄に来ました。

 実際に沖縄に着くと、とても遠いところに来たと不安に思っていたのですが、沖縄の皆さんが笑顔で明るく受け入れてくれて、その優しさに不安がなくなりました。

 言葉が通じない壁はありますが、どんどん皆さんと交流したいです。

 もちろん、遊びに来たわけではありません。自分の国のもっと必要なこと、足りないところをここでは教えてくれます。システムやこの国のやり方など、いっぱい吸収していきたいと思っています。

 研修中は行ってみたいところもたくさんあるので、せっかくなので沖縄の事もいっぱい勉強していきたいです。

 



湊直さん

平成26年10月からサモアへ2年間の派遣。職種は「コミュニティ開発」。

福山商事株式会社 湊 直(みなと・なお)さん

 



 私は会社に新卒採用後間もなく、JICA を通じて会社に在職したままサモアのNGOへ派遣されました。学生時代から海外に興味があったので、会社から派遣の提案を頂いた時は喜んで承諾しました。語学は苦手だったので、勉強は一生懸命頑張りました。

 サモアに派遣された当初の仕事は、PCのデータ処理が中心で対処できましたが、元々派遣先が求めていたITの専門家ではなかったこともあり、最初はなかなか信頼してもらえませんでした。それでも、自分が出来ることを精一杯やろうと新しいデータベースへの移行作業や、商品ラベルデザインなどを担当するうちに、自分のスキルが認めてもらえて周囲から頼られるようになりました。

 現地では人との出会いに恵まれ、サモアの方々はもちろんですが沖縄県内他企業の方とも知り合い、帰国後彼らとは情報交換や一緒に仕事をすることがあります。

 派遣を経験した今、私は人のつながりの大切さや自分自身の成長を実感しています。このような機会を与えてくれたJICA と会社には本当に感謝しています。海外派遣は新たな自分を発見できます。迷っている人は、ぜひ参加してみてください。

 



イベントで国際交流しよう!



 浦添市には、楽しい国際交流イベントがたくさんあります。 

 人・文化・食べ物を通して、あなたも外国文化を体験してみませんか。

 



おにぎり体験

 



 私たち国際交流協会は、市民やJICA の研修生、市内在住の外国人と皆さんが仲良く交流できる国際的なまちづくりに取り組んでいます。

 協会は1年を通じて様々なイベントを企画していて、各イベントに参加された皆さんからは「外国の人がとても優しくて、新鮮な気持ちになりました」といった嬉しい声も数多く寄せられています。

「外国人と一緒にこういうことをやりたい」といったアイディアを協会へお寄せいただければ、私たちは喜んでサポートします。

 また、国際交流に興味のある人はぜひ私たちの会員になっていただき、一緒に地域でグローバルな社会を作っていきませんか。

 



佐久川幸江さん

浦添市国際交流協会 企画指導員

佐久川幸江(さくがわ・さちえ)さん

 



国際交流協会会員募集!



 全てのイベントは会員または浦添市在住・在勤の人が優先になります。




  • 語学体験講座(英語・スペイン語・中国語・キッズ英語)

  • スポーツ交流会

  • 世界の料理講座

  • 親子でパーティー(ハロウィン、クリスマス)

  • ふれあい講座

  • ニュー・イヤー・パーティー



 入会金 1,000円(初年度のみ)、年会費 1,000円(市外 1,200円)



 浦添市国際交流協会 浦添市安波茶2-3-5(ハーモニーセンター内) TEL 098-879-3010



 


この記事に関するお問い合わせ

企画部 国際交流課
郵便番号:901-2501
住所:沖縄県浦添市安波茶一丁目1番1号本庁4階
TEL:098-876-1258
FAX:098-879-7224
お知らせ:問い合わせメールはこちら

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