記事番号: 1-668
公開日 2018年10月17日
ご意見
あり得ない!こんなに保育士がいないのに、実習生に残業させる公立幼稚園!どうにかなりませんか?松本市長は県外から保育士を探してまでも、保育士不足を解決しようとしているのに、その部下の公立幼稚園の先生方が実習生にまでも、残業させてるッテことは、松本市政に反している行為とは考えないのですか?公務員なら公務員として市政に合ったことしなければ。潜在保育士の前に、新卒さえも実習を苦にして現場で働かなくなりますよ。それでもいいのですか?
回答
現在、保育士不足は本市のみの課題ではなく、全国的な課題となっており、県内他市町村においても保育士確保に努めると同時に、幼稚園教育の質の向上に向け、日常の保育改善を組織的に取り組んでいるところです。また、職場内の同僚間において、先輩教師が後輩教師に対して、仕事に必要な知識・技能・態度などを意図的・計画的・継続的に指導し、個人の資質の育成もしくは組織的な業務改善を図るなどの取組(OJT:オン・ザ・ジョブ・トレーニング)も行っているところです。さらには、後輩育成の一環として、教育実習の受け入れも積極的に行っており、将来の保育士の育成も行っております。
この教育実習の内容については、大学等の養成学校の講義で学んできたことを、実際の現場で、幼児と向き合い保育を行っていくことになります。幼児の実態を把握し、その実態を踏まえた全体指導や個別指導を行っていきます。そのためには、事前の準備を綿密に行い、実践後も丁寧に実践を振り返り、課題を見直し、次の実践につなげる方策を考えていきます。教育実習生には、この実践の事前から事後の一連のプロセスを知ってもらうことが実習期間で特に学んでもらいたいことになります。
今回、ご指摘がありました実習生の残業については、この一日の振り返りから翌日の保育の計画を担当教諭と一緒になって何度も丁寧に行った結果、残業する日もあったようです。このような状況は、日常の幼稚園職員の仕事でもよくありますが、基本的には残業せずに勤務時間内に仕事を終えるよう努力しなければなりません。
教育実習生には、実習期間の保育指導の体験を通して、保育の質を高めるために保育改善を積み重ねていくことの大切さや保育士としての使命感・責任感の大きさを実感させると共に、自分自身の指導で子どもが輝き、「幼稚園が楽しい」、「もっと仲閒とかかわりたい」、「自分もできるようになってきた。嬉しい」等という幼児の育成をめざす教師になっていただきたいと考えております。
浦添市教育委員会は、教育実習生が各幼稚園において、適切な指導を受け、大学等の養成学校卒業後、本市内幼稚園教諭として働いてくれるように教育実習の在り方等について、現場の先生方と共通理解を図っていき、充実した教育実習ができるよう努めて参ります。