記事番号: 1-2867
公開日 2018年10月22日
浦添市とハローワーク那覇は、働く意味を考えるイベントとして「ジョブフェスタ」を実施しました。
市内介護事業所のご協力のもと、第1部(9月15日)では介護の仕事に就いて間もない職員や中堅職員を招いてのトークセッションと映画「ケアニン」を視聴し、171人の方にご来場いただきました。
また、第2部(10月13日)の浦添市内介護事業所の見学ツアーへは悪天候の中、31人の方にご参加いただきました。
事業所見学ツアーの特徴は、実際に介護の仕事に興味があったり、やりがいや魅力を感じているものの、実情がわからずに応募に一歩踏み出せない方などに、実際に現場をみることで、仕事や事業所を知ってもらう機会となり、介護施設の種類である「特別養護老人ホーム」「小規模多機能型」「グループホーム」「デイサービス」「介護老人保健施設」「介護付有料老人ホーム」などを組み合わせて見学することで、自分に合った働き方ができる施設を考えてもらうというものです。
参加者の感想は、大変良かった26人、まあまあ良かった5人と参加された全員に満足していただけました。また、参加された31人の方のうち、18人(約6割)がツアーで見学した事業所で応募したいところがあるとしており、ツアー先となった事業所における雇用に繋がることが期待されます。
参加者からは、「質問ができて現場の状況がわかった」、「未経験でもスタート出来るのだと分かった」、「介護のイメージが変わった」、「最新の介護機器に驚いた」、「研修制度が充実しているので安心」、「事業所ごとに良い点があった」、「昔のイメージと違って介護がとても近くに感じられた」などの声が寄せられました。
写真(1) トークセッション(左より、うらそえ介護福祉士会会長 与那覇涼氏、特別養護老人ホームありあけの里 西内淳氏、小規模多機能ホームあん 外間さよ氏、介護老人保健施設アルカディア 新嵩秀明氏)
写真(2) トークセッション登壇者(左より、特別養護老人ホームありあけの里 西内淳氏、小規模多機能ホームあん 外間さよ氏、介護老人保健施設アルカディア 新嵩秀明氏)
写真(3) 第2部事業所見学ツアーで説明を受けている様子。
写真(4) 第2部事業所見学ツアーで説明を受けている様子。
写真(5) 第2部事業所見学ツアーで説明を受けている様子。
当イベントは、平成28年11月に沖縄労働局(ハローワーク那覇)と浦添市が締結した雇用対策協定に基づく取組みの一環として実施したもので、お互いがそれぞれの強みを活かして連携することによる市内の雇用対策
として取り組みました。
当イベントで、映画の視聴や事業所の見学等を通じ、参加者自身の価値観や仕事のやりがい等を考え、自らの働く意味を明確にし、今後の就職活動に生かしてもらうことを期待しています。
本市はこれからも、市民への総合的な就労支援を展開するとともに、市内事業所の人材確保に向けて全力で取り組んで参ります。
【ハローワーク那覇のコメント】
台風の影響で一度延期した「事業所見学ツアー」でしたが、台風の影響がなければ、50名の枠がすべて埋まっていました。それでも求職者31名参加と多くの方に参加していただき無事開催できました。
今回のイベントを通して、参加者の意欲の高さが感じられました。
仕事を選ぶ際に求人票で確認することも重要ですが、このような機会がミスマッチの解消にも役立つと実感しました。
国と地方公共団体、事業主が一体となってこのような雇用対策に取り組めたことに意義を感じます。