記事番号: 1-606
公開日 2019年08月19日
ご意見
これはフィンランドで見つけたものですが、フィンランドには、クリーニンングデーというものを年に2回国あげて開催しています。
最初はヘルシンキという街で開催され国全体に広まったそうです。
クリーニングデーというのは、簡単にいうとフリーマーケットのようなものです。より物を大切にしようという心があり、リサイクルではなくアップサイクルと呼ばれています。
クリーニングデーにはお家にある要らないものを出します。場所は街中の公園や広場お家の前などで開催されてるので、自分で人が集まる場所などをえらんで出店します。販売方法はお金でもいいですし、物々交換も可能です。また、自分がとても大事にしてて、誰かに使ってほしいものなどにはメッセージ付のタグをつけて物語性をもたせ、価値を高めます。
クリーニングデーには、壊れたものを持ち寄り、リペアする会や、読まなくなくなった本を持ち寄り交換したりなどさまざまな方法で長年箪笥の奥にしまってあったものが世の中に出回ります。最初はどこか場所を決めて行うのも良いのですが、フィンランドのようにこの日は公園や公民館など一般の方がフリマのためにつかっていいよーって文化にしちゃったほうが、みんなのハードルが下がるのかな?と思います。
最近の浦添市を見ると、ネパール人の留学生など外から来てる方もたくさんいます。彼らはお皿や食器、ベッド様々なものが必要です。そんな方に近所でコミュニケーションをかわしながら簡単に生活必需品が手に入るといいなと思いました。
公園や家の前などでクリーニングデーが開催されることには他にも様々なメリットが沢山あると思います。名前に関してもクリーニングジャパンhttp://cleaningdayjpがあるのでそちらと連携してもいいと思いますし、“物々交換デー”でも、分かりやすければよりいいかなと思います。
お金だけじゃなく物も循環させようって意識を行政だけではなく市民も一緒に作っていきたいです。
宜しくお願いします。
回答
平素より市環境行政へのご理解ご協力ありがとうございます。
今回、ご提案いただいたフィンランド発祥の「クリーニングデー」は循環型の社会を目指すうえで市民に、より身近に感じていただくため、とても参考になる良い取り組みだと考えております。
本市の市サイクル関連事業は、リサイクルプラザ施設(浦添市伊奈武瀬1-8-2)を拠点にリサイクル関連の各種講座・情報の提供を行うなど市民意識の高揚を図ることで循環型社会の実現を目指しております。
具体的な取り組みとしては、リサイクルプラザにおいて、市民が不要になった物、次の人に使ってほしい物(衣類、本、台所用品、玩具等)を受け入れ、必要な人にお譲りしたり、あまり使わなくなった衣類等をリメイクする講座等を行っております。他にも食器の無料貸し出し、環境啓発の出前講座、毎年11月にリサイクル祭りを開催しリユース家具と自転車抽選販売、体験講座、多数のフリーマーケットの出店もございます。
また、浦添市が主催しているものではございませんが、浦添市役所前の広場・中庭にて月に2回程度(日曜日)フリーマーケットを開催しております。
これまで本市ではこのようなリサイクル関連事業を行っておりますが、もう一段上を目指すうえで「アップサイクル」の考え方を検討し、循環型社会の実現に向け努めてまいたいと思います。今回、貴重なご提案いただきありがとうございます。
今後も、環境行政にご理解ご協力くださいますようよろしくお願いします。