要望

記事番号: 1-2247

公開日 2020年11月02日

ご意見



沖縄は、平和を発信しながら、観光立県を目指しているのに逆光していないか



 沖縄本島はめざましく変化し続けている。いつの間にか、新しい道ができ、埋め立てされた土地も増え、都市は、まるでコンクリートジャングルになっている。



 本島15%を米軍基地が占め、海岸線は、埋め立てられビーチ沿いには、ホテルが立ち並び、県民が自由に行き来できる場は、少なくなってきている。2001年には国土埋め立て地全体の4分の1にあたるぐらい全国一土地が増加した。



 普天間飛行場とキンザーはセットで返還されることを24年前に決めたはずなのに、未だに返還されず、2009年から着工された浦添西海岸道路が設備された。キンザーが返還されていれば、58号線を8車線にする工事もしなくてもよかったし、キンザーの中を通れれば西海岸道路も建設されなくてもよかったのではとその2つの道を通りながら思う。



 しかし、浦添西海外道路は、海を見渡し、夕陽を眺めたりと素晴らしい景観が広がる県民の憩いの場になっているのは確かである。そして、かーみーじには、豊かな自然が残っている。



 それなのに、1996年12月にSACOで合意した那覇軍港移設をあの豊かな海に施工すると8月19日にニュースで見聞きした時には、驚きを隠せなかった。そもそも、那覇軍港を何故、県内移設をしないといけないのか。当軍港は、狭すぎて、船が思うように動けないらしい。それなら、ホワイトビーチを使用すればいいのではと素人なりに思うが、ホワイトビーチは、深さが12メートルしかなくて、原子力空母船のような船は渡航することができないから、さらに深い15メートルぐらいの軍港が必要になるということらしい。ということは、軍事強化のための軍港になるということではないか。



それは、普天間飛行場県内移設で新基地を辺野古に造ることによって軍事強化するのと同じではないのか。浦添西海岸は、経済効果を狙ってショッピングモールが建てられ、将来的にはホテルなども立ち並ぶ予定だったはずなのに、そこから見えるのは軍港というのは悲しすぎはしないか。沖縄の自然は、開発及び米軍基地で汚染され、壊されている。「光」を「観る」はずの観光に「軍事施設は、もういらない」と声を大にしていいたい。



回答



 この度は、本市西海岸開発へのご意見ありがとうございます。



 那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添移設につきましては、ご意見にありました1996年(平成8年)のSACO合意を踏まえ、平成13年11月に受け入れを表明し現在に至るものでございます。



 浦添西海岸の海域は那覇港管理組合の管理する港湾区域となっており、当該海域の物流やリゾートの開発及び那覇港湾施設の移設先を合わせて港湾計画に位置付けられるものとなっております。



 浦添市としましては、当該海域の開発は浦添市のみならず、沖縄県全体へ大きな経済効果をもたらすものとの認識から、よりよい形でのリゾート開発が実施できるよう検討を重ね、那覇港湾施設の代替施設を西海岸海域の南側に配置するよう国や県に働きかけてまいりました。



 しかしながら、先日の報道にありましたように、防衛省より「代替施設の南側配置は技術的に選択しない」との連絡を受けました。浦添市としましては、西海岸の開発についてこれ以上足踏みさせることは沖縄県全体の経済発展に大きな影響を及ぼすとの判断から、苦渋の決断で代替施設の北側配置を受け入れたところでございます。



 なお、防衛省は、那覇港湾施設の代替施設については「現状の機能を維持した港湾区域内における移設」としており、機能強化には当たらないとの認識を示しております。



 本市西海岸地域においては、今後の沖縄県の発展の一翼を担う重要な地域として、よりよいものとなるよう努めてまいります。今後ともご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


この記事に関するお問い合わせ

西部開発局 港湾課
郵便番号:901-2501
住所:沖縄県浦添市安波茶一丁目1番1号本庁4階
TEL:098-876-1261
FAX:098-877-0543
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