記事番号: 1-964
公開日 2021年01月08日
ご意見
拝啓 浦添市様 今後の浦添市について提案があるのですが、沖縄技能五輪大会を続けられるように支援の方を子供たちに与えてもらえないでしょうか?
技術が途絶えてしまっては、将来の浦添市の経済的な面で経済が回らなくなると思うのですが、技能の講習などの支援をお願い申し上げます。
只今、西海岸開発にも取り掛かっていると思うのですが、観光優先では今後の、経済が回らなくなってくると思います。
私の提案としては、製造業の日本企業を誘致していくのが望ましく思うのですが、沖縄ブランドの確立を目指して、製造業に力を入れてもらえないでしょうか。日本企業と沖縄ブランドの確立を目指して頑張って頂きたく私の提案をお願い申し上げます。
回 答
この度は、貴重なご提案をお寄せいただき、誠にありがとうございます。
技能五輪全国大会は、23歳以下の青年技能者が技能レベルの日本一を競うことにより、技能の重要性・必要性をアピールし、技能尊重の機運醸成を図ることを目的として、昭和38年から開催されています。本県では、2018年に「第56回おきなわ技能五輪・アビリンピック2018」として初開催されました。本大会は全国の都道府県を単位として毎年開催されており、昨年は愛知県開催、2021年度は東京開催が予定されております。本県からも地方選抜を経て選手団を派遣し、上位入者がでるなど優秀な成績を修めております。
高齢化社会の進展に伴い、ものづくり分野における技能の向上及び継承は、産業の維持継続を図るためにも重要であり、とりわけ若年技能者の育成等は不可欠であります。現在、県の事業におきまして「若年技能者人材育成支援事業」を実施し、中小企業等の若年技能者の人材育成に関す相談支援、ものづくりマイスター等の活用した実技指導、地域の教育機関への熟練技能者派遣による講義及びものづくり体験学習の実施のほか、沖縄県立職業能力開発校における技能習得など各種取組が実施されているところです。
現在のところ、市では技能への支援等の取組は実施しておりませんが、先に述べましたとおり、本市としましても産業振興の観点において、その重要性及び必要性を認識しております。今後、市民及び企業ニーズの動向を見ながら、効果的な施策を検討してまいります。
また、製造業の誘致に係るご提案ですが、ご承知のとおり「企業立地」を進めるためには、「土地の確保」や「インフラ整備」も並行して進めていかなければなりません。しかしながら、現在本市内においては、住宅や事業所等の立地による飽和状態により、短期的には大規模事業所が立地できるような土地が確保できない現状がございます。 よって現在は主に、情報通信関連産業など付加価値の高い企業の誘致、市内空き店舗と入居希望者とのマッチング及び創業支援を中心に実施しておりますが、今後、西海岸開発やキャンプキンザーの返還が進められていく過程で、市の地理的優位性等の地域特性を活かした企業誘致が可能となってくるものと考えております。
今後も本市の産業の振興はもとより市民の皆様のご期待に沿えるようまちづくりを推進してまいりますので、引き続き市民の皆様の視点で気づいたご意見やご提案をお寄せいただけますと幸いです。
この度は誠にありがとうございました。
浦添市長 松本 哲治