記事番号: 1-5875
公開日 2018年04月02日
西海岸の里浜の保全及び活用の促進について、基本理念や各主体の役割等を明記した「浦添市里浜の保全及び促進に関する条例」が平成29年12月20日に公布され、平成30年4月1日より施行されました。
○条例について
カーミージー周辺等の西海岸は、多様な生物の生息する貴重な自然環境を有しており、その自然環境を次世代に引き継いで行くために、基本理念や、市民、活動団体、事業者及び来訪者が果たすべき役割を定め、協働のまちづくりを推進することとしております。
○里浜とは?
多様な自然環境を構成している海浜と人々とのつながりが現代の暮らしの中で身近なものとして、環境学習や自然体験の場などの様々な活動がなされている地域のことで、カーミージー周辺の海岸等になります。
○カーミージーについて
カーミージー(亀瀬)は方言で、岩の形が亀が伏せたような姿に見えることから、「カーミー」が亀、「ジー」が岩礁のことで、地域住民に親しまれてきた場所です。
○基本理念は? 6つの基本理念があります。
・生物多様性の観点から里浜を保全し回復して行きます。
・里浜を歴史・文化の学習・伝承の場として活用していきます。
・里浜を津波等の災害防止に関わる普及啓発の場とし、憩いの場とします。
・里浜を環境保全に配慮しながら人と自然とのふれあいの場として確保します。
・市や市民等で協働して里浜づくりを推進します。
・里浜づくりの活動を次世代へ継承するため、環境教育・環境学習を行い、人材育成を図ります。
○市の責務は?
・里浜を保全及び活用するための施策(ガイドライン等)を策定します。
・施策の策定にあたり、環境調査を実施し、市民等及び関係機関等と連携します。
・施策を市民等及び関係機関等に周知します。
・里浜の保全及び活用の促進を図るため、普及啓発活動を積極的に行います。
○市民等の役割は?
里浜の保全及び活用に自ら努め、市の施策に協力します。カーミージー周辺の自然海岸は、西海岸道路が開通し市民の憩いの場として今後さらに活用されることになります。市民の皆様は、ごみを捨てない等のモラルを守って、貴重な自然環境を残していく事にご協力お願いします。
○協議会について
里浜の保全及び活用に関する関係者間の意見交換及び情報共有を図る協議会を設置します。
○今後の市の取り組み
里浜の保全及び活用の促進に関し、市民に広く周知するため普及啓発を行うとともに、協議会を設置し、市民等と協働して施策を策定します。
< 条 例 文 >
浦添市里浜の保全及び活用の促進に関する条例[PDF:120KB]
浦添市里浜の保全及び活用の促進に関する条例解説[PDF:161KB]
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