記事番号: 1-15920
公開日 2026年10月05日
ご意見
【内容】
子育て支援センター「てぃんさぐ」が令和9年3月末で閉所されると知り、質問いたします。
以前、浦添市では地域の子育て支援センターを閉鎖し、「てぃんさぐ」へ集約しました。
当時、実際に利用していた保護者からは、地域の支援センターを残してほしいという強い反対の声がありました。私自身も当時の利用者の一人でしたが、中には涙ながらに存続を訴える保護者もおり、多くの反対意見が出ていたことを今でも覚えています。
それでも市は集約を決定し、「てぃんさぐ」を開設しました。
今回、その「てぃんさぐ」を閉所することになったのであれば、市民に対して、その経緯を具体的に説明する必要があると考えます。
特に、
* なぜ当時、地域の支援センターを閉鎖して「てぃんさぐ」に集約したのか
* なぜ今回「てぃんさぐ」を閉所するのか
* 当時の集約という判断を、現在どのように評価しているのか
* 閉所後、これまで利用していた親子への支援をどのように維持するのかについて、具体的にお示しください。
また、今回の閉所については、施設利用者だけではなく、浦添市民全体に関わる問題だと考えています。
そのため、市のホームページだけでなく、市の広報誌等を通じて、閉所に至った経緯や理由、今後の子育て支援体制について、具体的に市民へ公表していただきたいと思います。
特にあんなに推してた市長の意見を聞きたい。
「閉所する」という結果だけではなく、なぜその判断に至ったのかを、市民が理解できる形で説明することを求めます。
よろしくお願いいたします。
【回答】
このたびは、本市の教育・保育行政及び子育て支援施策に対し、ご関心とご意見をお寄せいただき、ありがとうございます。
お問い合わせいただいた内容につきまして、補足説明を加えながら、本市の子育て支援の現状及び方針について、以下のとおり回答いたします。
* なぜ当時、地域の支援センターを閉鎖して「てぃんさぐ」に集約したのか
子育て支援拠点事業としての大きな役割である、相談機能や情報発信機能を直営の「てぃんさぐ」1カ所に集約したことで、ワンストップで情報提供できる体制を整え、認定こども園や保育所のハブとして機能を強化し、その仕組みづくりを進めてまいりました。
「てぃんさぐ」は、市内各地に広がる認定こども園、児童センター、利用者支援事業といった子育て支援施設と利用者の方々をつなぐ「橋渡し役」としての役割を担っております。 以前、委託しておりました3カ所の施設も認定こども園や保育所における子育て支援事業として、形を変えつつ、同様の役割を果たしております。このように市内に認可保育所や認定こども園、児童センターといった子育て支援施設が多数整備され、それぞれ特色のある事業を行っております。
具体的には、「てぃんさぐ」の職員またはこども未来課の保育コンシェルジュが親に付き添い、お住まいの地域にある子育て支援施設へ出向いて利用体験を促すなど、利用者と地域をつなぐ活動を進めております。市全体として子育て家庭を支える体制を整えていく目的で「子育て支援担当者会議」も定期的に開催し、職員同士の交流や情報交換等を行っております。今後も市内に存在する多様な子育て支援の担い手を最大に活用し、切れ目のない持続可能な支援体制の構築を目指してまいります。
* なぜ今回「てぃんさぐ」を閉所するのか
昨年度、浦添市内の0歳から2歳までの未就園児を育てている家庭を対象にアンケートを実施し、保護者の現状や子育て支援に関するニーズを把握するとともに、サンエー浦添西海岸PARCOCITY内に設置している子育て支援センター「てぃんさぐ」の今後の在り方について、ご意見を伺いました。
その結果、「身近な地域への移転と、ニーズの高い事業の実施」を望むという意見が最も多く、次いで「現状維持のうえ、市民優先での利用」を望むという意見が多く寄せられました。また、「身近な地域への移転」を含む選択が「現状維持」を含む選択を上回りました。
さらに、サンエー浦添西海岸PARCOCITY内で実施してきた「子育て支援拠点事業」については、一定数の市民に周知されてきたと評価いたしております。
こうした結果を踏まえ、本市としては、現在PARCOCITY内で実施している子育て支援センター「てぃんさぐ」の在り方を見直し、地域へ移転することを決定いたしました。
今後、認定こども園や保育所の子育て支援のハブ的役割を果たしてきた「てぃんさぐ」が目指すことは、社会のニーズをしっかりと捉え、また、こども家庭センターや関係機関との連携を構築することで、求められる支援を適切に提供できる街づくりに努めてまいります。
* 当時の集約という判断を、現在どのように評価しているのか
現在の本市の子育て支援体制においては、27カ所の認定こども園、11カ所の児童センター、利用者支援事業「もこま~る」などの子育て支援担当職員が一堂に会し、「子育て支援担当者会議」を通して、地域ニーズや寄せられる相談内容、事業の在り方等について情報共有を行い、地域のニーズ把握に努めております。
さらに、小学校区ごとのこども園や児童センターの子育て支援担当者同士が繋がり、それぞれの強みを活かしながら、利用する親子を適切な施設へ案内できる関係づくりを進めております。
このように、地域全体で子育て家庭を支える体制の構築に取り組んでおります。
また、利用者からは、
・「以前は車がないと利用しづらかったが、歩いて通えるようになって助かっている」
・「さまざまな施設の行事から選ぶことができ、多様な体験につながっている」
・「気軽に相談しやすい体制が整っている」
といった声も寄せられており、新たな支援体制が地域に浸透しつつあるものと受け止めております。
* 閉所後、これまで利用していた親子への支援をどのように維持するのか
サンエー浦添西海岸PARCOCITY内で実施している子育て支援拠点事業については、同施設での運営を終了し、「親子ひろば」を市役所近くの公共施設内に移転する予定です。新たな拠点でも変わらぬ子育て支援をご提供いたします。皆様が安心してご利用いただけるよう、全力で取り組んでまいります。
なお、「木育ひろば」についてはPARCOCITY内での運営終了に合わせて閉鎖いたします。
移転後も変わらず、子育て中の親子が安心して過ごせる居場所として、事業を継続するとともに、アンケート調査結果で把握した、市民ニーズの高い事業実施に向けて取り組んでまいります。
また、今回の見直しに関する経緯や今後の子育て支援体制にかかる周知にあたっては、本件に関する市の考え方が市民に十分伝わり、安心いただけるよう丁寧な説明に努めてまいります。
貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
