☆南米からのおたより☆7月号【ペルー】

記事番号: 1-14120

公開日 2025年07月16日

ペルーの沖縄まつりと独立記念日

2024年度南米移住者子弟研修生

高群 儀武 ヒメナ ニケラ(ペルー)

 

こんにちは!ヒメナです。
 

今回は、私にとってとても大切な2つのイベントについてお話ししたいと思います。ペルーの沖縄まつりと独立記念日です。どちらも私のアイデンティティを表す、特別なお祝いです。
 

沖縄まつりでのペルー浦添同志会の皆様

 

5月25日に、ペルー沖縄県人会による「2025年 沖縄まつり」が開催されました。伝統、音楽、踊り、美味しい食べ物がいっぱいの、とてもにぎやかな一日でした。エイサー、獅子舞、三線のパフォーマンスがあり、たくさんの地方団体がステージで輝いていました。売店では沖縄そば、巻き寿司、おにぎりなど、沖縄の味がたくさん楽しめました。

 

同志会のパレードの様子

 

私はペルー浦添同志会の屋台で手伝いをしました。ランチタイムにはお弁当を売り、その後は色々なお菓子を販売しました。パレードにも参加して、ハッピを着て風船を持ち、元気いっぱい歩きました。

 

同志会の屋台

 

イベント全体がとてもアットホームな雰囲気で、「いちゃりばちょーでー(出会えば皆兄弟)」の精神が感じられました。リマでも多くの世代が一緒になってウチナーンチュ文化を守り続けている姿に感動しました。

 

オリオンビールのTシャツを着て屋台の手伝いをしている私

 

そして今、7月のペルー独立記念日(28日・29日)に向けて準備をしています。ペルー人にとってとても大事な日で、歴史や価値観、アイデンティティを祝う機会です。

 

今年は、家をペルーの国旗や赤と白の飾りでデコレーションして、家族や友人と一緒に伝統的な料理を楽しむ予定です。アンティクーチョ、セビーチェ、ロモ・サルタード、そしてピカロネスなどを作ります。

 

  

アンティクーチョ(ペルーの唐辛子たれ付け牛のハツの串焼き)

 

セビーチェ(魚介類のマリネ) 

   

ロモ・サルタード(ペルーの中華:「チファ料理」の代表品:牛肉と野菜とポテトの炒め物)

 

ピカロネス(じゃが芋やカボチャのドーナツ。糖蜜をかけて食べるのが王道)

 

独立記念日は、みんなで集まって、自分たちのルーツを再確認し、誇りを持ってお祝いする大切な時間です。沖縄まつりでウチナーンチュとしての誇りを感じたように、フィエスタス・パトリアス(ペルー独立記念日)ではペルー人としての誇りを感じています。

 

どちらのお祝いも、「家族」「コミュニティ」「文化のルーツ」を大切にする気持ちを改めて感じさせてくれました。

 

それでは、また次回お会いしましょう!

 

ヒメナ

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