☆南米からのおたより☆12月号【ペルー】

記事番号: 1-13130

公開日 2024年12月02日

90年の絆、未来へつなぐ想い:ペルー浦添同志会の一年

 

2023年度南米移住者子弟研修生

若林 稲福 バネッサ(ペルー)


皆さん、こんにちは!今年も残すところあとわずかとなりました。時が経つのは早いものですね。

 

10月末、ペルー浦添同志会創立90周年をお祝いしました。この記念すべきイベントでは、ペルーの伝統舞踊、琉球舞踊、エイサー、そして獅子舞の演舞もありました。また、歌や浦添三線グループの演奏もありました。

 

参加者は130人以上にのぼり、多くのおじちゃんやおばちゃんが長い間会えていなかった親戚と再会し、美味しい食事を楽しみました。さらに、昔の写真を見ながら思い出を語り合い、素敵な夜を過ごしていました。

 

私自身、短期間で振り付けを覚え、安里屋ユンタやチムガナサなど三線の曲に合わせて、友人と一緒に貫花(ぬちばな)踊ることができました。その友人はとても上手で、一緒に踊れたことが本当に嬉しかったです。また、ペルー浦添同志会の家族からは簡単なお礼のビデオも用意されていたので、このおたよりに添えています。

 

         

 

 

       

話は変わりますが、ウチナーンチュの日を祝うために、「うちなー演芸会」が開催されました。このイベントでは、音楽や舞踊、料理といった沖縄文化を楽しむことができました。また、元沖縄の研修生にとっては、私たちの経験を分かち合う機会でもありました。さらに、以前お話しした友人たちと一緒に子ども向けのシーサー作りワークショップを行ったのですが、この活動を再び実施しました。子どもたちと一緒に沖縄の文化を若い世代に伝える、楽しく意義のある取り組みとなりました。

 

       

最後に例年11月に開催される大きな祭りがAELU(ペルーの日系人が作ったクラブ)でありました。今年、私は「琉球國祭り太鼓」の一員として参加し、ミルクムナリとネンジュを踊らせていただきました。初舞台ということもあり新人の私たちはみんな緊張していましたが、一年間練習してきた成果をユニフォームを着て披露することができ、とてもわくわくしました。同時に、てだこ祭りのことを思い出し、良い思い出になりました。

  

 

 

 


今年一年、ペルー浦添同志会を通じて、「沖縄文化への想い」を少しでも共有し、ペルーの魅力をお伝えすることができたなら幸いです。どうぞ良いお年をお迎えください。またね!

このページについてお聞かせください

Topへ