11月は、”児童虐待防止推進月間”・"オレンジリボンキャンペーン"です

記事番号: 1-12891

公開日 2024年10月31日

児童虐待とは

児童虐待というワードから何を想像しますか?
多くの方は、叩かれたりしている子どもたちを想像するのではないでしょうか。
しかし、身体に及ぶものだけが児童虐待ではありません。
児童虐待には、「身体的虐待」・「ネグレクト」・「性的虐待」・「心理的虐待」といった類型があります。

「身体的虐待」

 殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、など身体的に外傷が生じる又は生じる恐れのある暴力を加える行為。

「ネグレクト」

 家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、病気になっても病院に連れていかない、などの不適切な養育、育児の放棄、監護の怠慢を行う行為。

「性的虐待」

 児童への性的行為、性的行為を見せる、ポルノグラフィの被写体にする、わいせつな行為をすること、又はさせる行為。

「心理的虐待」

言葉による脅し、無視、きょうだい間で差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力を振るうなど、著しい心理的外傷を与える行為。

浦添市の状況

令和5年度に本市に寄せられた児童虐待に関する新規相談件数は32件でした。
うち、主たる虐待者は実父が11件、実母が12件となっており、実父母による虐待が全体の7割近くとなっています。
子育てに関して保護者は何らかの困難さや課題を抱えていることが一因となっていると考えられます。また、新型コロナウイルス感染症による不要不急の外出自粛などのストレスから、その矛先が子どもたちに向けられてしまっていると言われておりますが、どのような理由であれ、児童虐待は許されるものではありません。
浦添市では関係機関(児童相談所や警察など)と連携し、児童虐待のない社会を目指していきます。
(※子育てのことで困り事がございましたら、下記までぜひご相談ください。)

浦添市における児童虐待相談件数の推移

オレンジリボンについて

オレンジリボンには、子ども虐待を防止するというメッセージが込められています。マークの由来は、2004年栃木県小山市で3歳と4歳になる二人の可愛らしい兄弟が父親の友人から再三にわたって暴行を受け、息も絶え絶えの状態で、橋の上から川に投げ込まれて幼い命を奪われるという痛ましい事件があり、この事件をきっかけに全国でオレンジリボン運動が始まりました。このオレンジの色は里親家庭で育った子どもたちが「明るい未来を示す色」として選んだといわれています。
 オレンジリボンがたくさんの皆さまの心に届きますように。そして、オレンジリボンが子どもたち、子育て中の親子の心を包み込みますように。子ども虐待防止オレンジリボンキャンペーンに、ぜひご協力をお願いいたします。

こんなときには連絡を

□体に殴られたようなアザや切り傷をつけた子どもがいる。
□子どもの姿を見たことがないが、火がついたように泣いているのがいつも聞こえる。
□汚れた衣服を着て、髪の毛がいつも汚れている子どもがいる。
□食べ物をねだる子ども、または食事を与えられていないような子どもがいる。
□子どもを残して両親がよく外出していて、食事や世話を十分にしていない。
□子どもが長時間、戸外に出されている姿や夜遅くまで遊んでいる姿をよく見かける。

虐待かな?と思ったら、すぐにお電話ください

連絡は直接虐待をしているところを目撃していない場合でもできます。
虐待を受けたと思われる子どもがいたら、連絡・相談してください。
連絡した人の秘密は守られます。
また、通告が間違っていたからといって責められたり、罰を受けることはありません。

浦添市こども家庭課     098-876-1280(直通)
家庭児童相談室       098-876-1707(直通)
沖縄県中央児童相談所    098-886-2900
児童相談所全国共通ダイヤル 189(24h365日対応)お近くの児童相談所につながります
浦添警察署         098-875-0110
 ※緊急性を感じたら ☎110番

厚生労働省ホームページ(令和6年度「児童虐待防止推進月間」について)

厚生労働省特設サイト(児童相談所虐待対応ダイヤル「189」について)

この記事に関するお問い合わせ

こども未来部 こども家庭課
郵便番号:901-2501
住所:沖縄県浦添市安波茶一丁目1番1号本庁2階
TEL:098-876-1280
FAX:098-879-7190
お知らせ:問い合わせメールはこちら

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