株式会社国際ビル産業『従業員が一番の財産!“プロの裏方”を育てる組織作り』

記事番号: 1-12875

公開日 2024年11月13日

更新日 2026年09月02日

 

 総合建物管理業を担う株式会社国際ビル産業。1967年の創業以来、「従業員ファースト」の考え方を大切にしながら、従業員の育成と働きやすい職場づくりに取り組んでいます。人財育成や働きやすい職場づくりをどのように進めているのか、企画人財部の方に伺いました。

 

 

   企画人財部 部長  氏家 眞人さん

私たちが請け負う主な業務


 お客様の安全・安心・快適・清潔な環境を作ることが仕事です。「清掃」「設備管理」「警備」「各種工事」「特殊建物検査」など、施設のメンテナンスや管理などに関する様々なことを請け負っています。
 たとえば清掃業務ではオフィスビル、ホテル、公共施設、大型商業施設、医療施設などの清掃を行います。未経験者でも丸1日かけて清掃のやり方など基本的なことを研修し、その後現場で1か月ほどかけて先輩などから指導してもらいます。感染症に特化したインフェクションコントロールアドバイザー(感染管理認定看護師)が従業員におり、事業所を回って感染症予防の教育も行っています。嘔吐物の処理方法など実践を踏まえた研修や、特に病院勤務者には使用済の注射針の針刺し事故防止の指導などもしっかりと行います。
 警備業務は、24時間365日建物内外の保安を行います。機械警備や遠隔監視設備などの高度なセキュリティシステムに対応できる知識・技術も必要とします。
 また、施設管理は電気、空調、消防などの設備管理や環境衛生業務など、免許や国家資格が必要な業務を担います。建物の保守点検、消防用設備の法定点検、修繕計画の提案なども行い、きめ細やかな気配りと軽快なフットワークが必要な業務です。

 

“働きやすい職場づくり”への取り組み


 当社では、幅広い年代の従業員が、それぞれの経験や能力を活かして活躍しています。採用に年齢の上限を設けず、健康状態や適性、本人の希望などを確認しながら、長く安心して働ける職場づくりに取り組んでいます。

 

産前・産後休暇についての取り組み

 
  妊娠・出産・育児と仕事を両立できるよう、休業制度の周知や勤務シフトの調整、復職支援などを行っています。

取得を希望した女性従業員は100%、男性従業員も80%以上が育児休業を取得しています。本人や所属部署と事前に調整し、安心して育児休業を取得し、円滑に職場復帰できるよう支援しています。

 

女性の管理職登用と効果

 
 当社では、性別にかかわらず、能力、経験、勤務実績、適正などを評価し、管理職への登用を行っています。女性管理職として、次長2名、課長1名が各部門で活躍しています。

 実務経験を活かし、部門運営、人財育成、従業員からの相談対応などを担っており、ほかの従業員が将来のキャリアを考える上での目標にもなっています。

 

長時間労働の是正

 
 ビルメンテナンス業はシフト制の勤務が多く、台風などの自然災害や緊急対応によって、一時的に勤務時間が増える場合があります。そのため、各部門が従業員の労働時間を定期的に確認し、法令で定められた時間外労働の上限を超えないよう管理しています。

 また、労働安全衛生委員会において各部門の時間外労働の状況を共有し、業務の偏りや長時間労働の兆候を早期に把握できる体制を整えています。必要に応じて業務分担や勤務体制を見直し、従業員の健康保持と適正な労働時間管理に継続して取り組んでいます。

 

従業員の健康管理


 従業員が健康で安心して働けるよう、定期健康診断の計画的な受診を促しています。健康診断の結果については、必要に応じて産業医との面談を行い精密検査や医療機関の受診が必要な従業員には受診を促しています。また、労働安全衛生委員会を通じて、感染症、熱中症、生活習慣病、メンタルヘルスなど、その時々に必要な安全や健康管理の情報を発信しています。社内広報や各事業所への掲示も活用し、従業員の健康意識の向上に取り組んでいます。

 

多様な人財の能力を生かす工夫

 

障がいのある方の雇用と育成


 毎年、県内の高等支援学校、特別支援学校や就労支援機関などと連携し、障がいのある方の雇用と育成に取り組んでいます。主に清掃業務を中心に、それぞれの能力や特性を活かして活躍しています。

 採用の主な流れとしては、就労体験などを行い、仕事内容や職場環境を理解してもらうことを大切にしています。現場を知り、やりがいを感じた上でこの仕事に就きたいと希望する人が入社するため、定着率は比較的に良いと思います。入社後は、現場責任者や先輩従業員が、本人の適性に合わせて指導します。

 また、沖縄県ビルメンテナンス協会にも、就労支援ネットワークというものがあり、協会としても支援学校や就労支援施設などとの連携をとりながら障がいのある方の雇用の流れを作っています。その一環として協会に、各学校で行う清掃ビルトータルクリーニングという清掃に関する検定があり、各学校で審査をするシステムを作って『○○検定 何級』という認定を行っています。学生たちがその検定で自信を持ち、併せて就労体験を行うことで、より清掃業務の魅力を伝えることができています。ビルメンテナンス協会に所属している各清掃会社が一体となって実施しており、障がいのある方々の自立にも繋がっています。

 

    県の障がい者雇用推進企業として登録されています。

 

 

外国人労働者への支援

 
 ネパール人留学生を客室清掃のアルバイトとして雇用したことから始まりました。その後、技能実習生の受入れを開始し、これまでに延べ100名以上を受け入れています。

 技能実習を修了した後も、特定技能外国人として働き続ける従業員が10名以上在籍しています。いずれも技能実習生として入社し、当社を好きになり、引き続き働くことを選んでくれた優秀な人財です。経験を活かし、後輩への助言や指導でも活躍しています。

 企画人財部には外国人管理マネージャーを配置し、入社時の受入れ、通訳・翻訳、生活相談、行政・医療機関への同行、職場との調整などを行っています。

 外国人従業員を会社の将来をともにつくる大切な人財として受け入れ、日本人従業員とともに成長できる職場づくりを進めています。
 

※2024年6月に技能実習制度の廃止と育成就労制度の導入が参院で可決、2027年4月1日より育成就労制度の施行予定。労働者の人権を守る制度として今後再構築される。

 

 

100年企業を目指した組織づくりへの取り組み

 

人を育てるための研修を手厚く


 新入社員に対しては4月の新人研修に加えて7月にもフィードバック研修を行っていますが、新入社員を指導する教育担当者への研修も事前に行っています。教育プログラムの担当者は人事担当者ではなく、各部門の現場で指導ができる係長クラスの職員を毎年選任し、事前研修を受けてもらいます。同じ人ばかりが研修を担当していると偏りが出かねません。人を育てる人も育て、いろんな人が教育できる形を作るべきだという考えです。意識をアップデートすることで、ハラスメントの抑制や、時代に応じた指導にも繋がります。

 研修は、全国で最先端の色々な現場を見てこられた東京のコンサルティング専門の方に長年依頼しています。社員のプレゼン力や指導力、管理能力が少しずつ上がってきていると感じています。新入社員研修、主任研修、役員研修などのレベルに応じた研修を、年に5~6回依頼しています。また、役員・部門長・管理職研修を2日間かけて泊りがけで実施しています。会社経営や組織体制の展望、様々な課題について、集中的に討議・検討を行っています。


 

  

 

ボランティアと環境への配慮

 

  当社は県内SDGsパートナーの登録企業で、各種施策に積極的に取り組んでいます。地域貢献と環境保全の一環として、当社が計画するボランティア清掃や沖縄県ビルメンテナンス協会が計画する活動を通じ、年2回以上、清掃活動を開催または参加しています。また、環境に配慮した清掃資機材の導入、廃棄物の適正処理、省エネルギーへの配慮など、本業を通じた環境負荷の低減にも取り組んでいます。

 

 

  

 

福利厚生と共済会

 

 当社には、従業員の福利厚生の充実と相互交流を目的とした共済会があります。従業員からの会費を活用し、バス旅行、バーベキューパーティー、新年会などを企画しています。

 共済会のバス旅行では、沖縄本島内の観光地を巡り、従業員やその家族が一緒に楽しめる機会を設けています。また、バーベキューパーティーや新年会は、約400人規模で開催する社内行事となっており、普段は勤務地や部門が異なる従業員同士が交流できる貴重な機会となっています。

 このほか、従業員によるスポーツや文化活動への支援、関係団体が主催する行事への参加などを通じて、従業員同士のつながりづくりを後押ししています。


 

   

従業員が一番の財産


 私たちは、「現場第一線で誠実に働く従業員を財産とし、常に大切にする」ことを経営理念の最初に掲げています。お客様の安全・安心・快適な環境を守るためには、現場で働く従業員が、仕事に誇りと責任を持ち、安心して働き続けられることが何より重要です。そのため、人財育成、労働環境の改善、健康管理、福利厚生の充実などに継続して取り組んでいます。

 従業員一人ひとりを大切にし、その力を結集することによって組織を強くする。そして、建物を利用する皆様に質の高いサービスを提供し、地域社会から信頼される企業であり続けることを目指しています。

 

 

★ 社員の方へインタビュー ★

 

大城 那海英 さん(所属:企画人財部 役職:外国人マネージャー)

 

    

Q1 仕事内容を教えてください。

  外国人従業員が日本で安心して働き、生活できるよう支援しています。主な仕事内容は、技能実習生や特定技能外国人の受入れ、ベトナム語と日本語の翻訳・通訳、生活面の相談対応、行政機関や医療機関への同行、職場との調整などです。

 

Q2 これまでのキャリアについて

 

 ベトナム人技能実習生の採用・教育、ベトナム語と日本語の翻訳・通訳など。

 

Q3 仕事でやりがいを感じるところはどこですか。

 

 外国語のスキルで人の役に立てる、ベトナム人と日本人をつなぐことへの充実感、さまざまな知識を得ることができるところです。

 

Q4 職場の働きやすさのポイントを教えてください。

 

 丁寧に教育やサポートをしてくれる上司がいる、なんでも話せる上司と同僚がいる、休暇が取りやすい、仕事内容が自分に合う などがポイントだと思います。

 

Q5 今後の意気込みをお願いします。

 

 ベトナム人従業員によりよくサポートできるよう業務の知識を増やしていきたいと思っています。

 

 

當間 尊さん (所属:美装部(清掃)) 

     

Q1 仕事内容を教えてください。

 現場作業はもちろんのことですが、その「作業」に関わる報告書や請求書の処理、現場調査なども行っています。

 

Q2 これまでのキャリアについて

 

 未経験で清掃部門に入りましたが、当時はいろいろと戸惑いました。「清掃」の奥深さを知り、より一層「清掃」のことが好きになりました。

 現在は、同僚達を支える役割を担いながら、新卒入社の新人育成にも注力しています。

 

Q3 仕事でやりがいを感じるところはどこですか。

 

 お客様からの感謝の言葉をいただいたときは、とてもうれしいですし、次回も同じ言葉をいただけるように頑張ろうと思います。

 

Q4 職場の働きやすさのポイントを教えてください。

  

 会社全体の雰囲気として、先輩と上司の関係が良好で、アットホームな会社だと思います。

 

Q5 今後の意気込みをお願いします。

 

 新人社員が長く働けるような職場環境づくりを心掛けながら、日々の業務に取り組んでいきます。 

 

 

代表者メッセージ

 

 株式会社国際ビル産業 代表取締役社長 酒匂敏行と申します。

 弊社は、1967年(昭和42年)11月8日に 伊佐眞義氏を代表に地元沖縄の名士の出資を戴き、ビルメンテナンス業を那覇市崇元寺石門前の沖縄実業様社屋2階の一室にて、地場産業として創業致しました。それ以来、地元の皆様の貴重な財産である建物を、我々地元企業の従業員により、安全・安心・快適かつ環境に配慮しながら、維持管理してまいりました。2027年には創業60周年を迎えます。これまでご愛顧いただいたお客様、地域の皆様、関係機関の皆様に心から感謝申し上げます。また、日々現場を支えている従業員一人ひとりの努力があってこそ、今日まで歩み続けることができました。これからも県内における建物管理のパイオニアとして、清掃、設備管理、警備、建物調査診断、各種工事などの総合力を生かし、お客様にご満足いただける安全・安心・快適な環境を提供してまいります。 従業員とその家族が安心して働き、暮らすことができる環境づくりに努めるとともに、人財育成と技術力の向上に取り組み、地域社会とともに成⻑し続ける企業を目指します。今後とも、変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


謹白

  

  株式会社国際ビル産業
  代表取締役社長 酒匂 敏行

会社概要

株式会社国際ビル産業
 設 立  :1967年11月8日
 代表者  :代表取締役社長 酒匂 敏行
 業務内容:総合ビルメンテナンス業

 

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